皆さんはどのような生き方が理想的でしょう?
豊かな暮らしでしょうか。それとも、豪邸に住むことでしょうか。
当記事を書いている私はスローライフ。低ストレスでのんびりな暮らしを選びました。社会に出た直後、ブラック企業勤めてヘトヘトになり、忙しい日々に疲れてしまったためです。
でも、スローライフって難しそうですね…。
食べて行かなきゃですからね。実現には時間がかかりました。
私は自給自足の生活をしているわけではありません。ただ、基本在宅ワークであり、決まった生活習慣を送っています。ストレスはかなり少ないと言えるでしょう。
当記事は、
- スローライフに憧れのあるあなたへ
- そもそもスローライフってどういう暮らしのこと?
- スローライフを実現した方法
- スローライフな暮らしを続けて感じたこと
上記をそれぞれお話していこうと思います。
時間はかかるものの、現実的だし実現できた方法です。10年以上かけた価値はあると言えるでしょう。
皆さまにもお伝えしたいと思います。
▼失いたくないものを知ると、生き方が明確になります▼
1.そもそもスローライフってどういう暮らしのこと?皆さんが誤解していること
皆さんも、スローライフって聞くと「自由気まま」や「田舎」なイメージを持っていませんか?
その誤解から解消していこうと思います。
① スローライフは自給自足ではない
スローライフとは以下の生活です。
自分に時間やお金をかけ、のんびりと人生の質を高めること
住む場所も、環境もそれぞれが違っていていいのです。
こういった定義をイメージする際はその逆の生活を想像しましょう。スローライフの逆の生活を考えてください。
- 毎日必死である
- 忙しすぎる
- 眠る暇もない
こんな生活はつらいでしょう。とは言え、忙しくても目標に近づいているのならアリです。
のんびりと暮らすことが人生の目的になった。ということですね。
忙しい生活を体験し、疲れてしまった場合に選びやすいです。
なので、今話題のFIREとも別物です。スローライフとは人生の形であり、働きつつでも形作れるからです。
② 自分にたっぷり時間をかけて暮らす
特に重要なのがコレ。自分らしく生きる、過ごすことに時間を費やします。
- 料理なども好きならたっぷり時間をかければいい
- 効率や時短ばかり考えない
- ただ、散歩するような日があってもいい
皆さんは少しでも豊かに暮らすため、仕事ばかりの日々になっていないでしょうか。
「今日は天気がいいなぁ。車じゃなくて散歩しつつ買い物に行こう。」
といった選択を取れているでしょうか?
このように、ちょっとしたことが「勿体ない、損だ!」と思う気持ちと逆の暮らしがスローライフです。
1日7時間眠る。3食ゆっくり食べる。そんな、ごく当たり前な生活を取れなくなっているのが現代です。自分主体の生活であり、仕事や人に干渉されない。そんな過ごし方とも言えますね。
③ こだわる部分、こだわらない部分をしっかり分ける
全部のことをこだわっていては、バランスが崩れるばかりです。
スローライフしつつ豊かに暮らす!であれば、難易度は高いでしょう。
よほど、仕事を仕組み化しなければ形にはできないと思います。どちらかと言えば、支出を減らす方がスローライフは実現しやすいです。
例えば、支出が月に15万円であれば…月におよそ20万円ほど「世帯」で稼げば安定します。無理な残業などを引き受けなくても、実現できますよね。
例えば、我が家の場合は「車や大きな住まい」などはこだわっていません。自分たちが暮らせる小さな家で、車は世帯で1台のみと決めています。
旅行は好きですが、お金をバンバン使うわけではありません。このように、こだわらない部分への支出を少なくして自分の時間を確保しています。
④ 自分らしい生活習慣で生きる
人それぞれ生き方が違います。自分らしい生活習慣も違うでしょう。
それはそれとして、自分らしい生活習慣を守れば理想的な生き方の一歩です。
- 睡眠
- 食事
- 仕事
この辺りの割合は決めておきましょう。スローライフを目指すのなら、睡眠や食事・趣味などの時間は増えますよね。
1日9時間寝るのも構いません。9時間寝たい方が1日7時間しか眠れないのなら、バランスは崩れています。残業がある、仕事の拘束時間が長い…などの課題が出るでしょう。
暮らしに時間をかけるイメージですね。
自分らしいことに時間を使える。楽しめる、これがスローライフの醍醐味です。
おじいちゃん・おばあちゃんの暮らし…ではない、ということです。
テレビを観るのが好きな方なら、その時間をたっぷりとればいいんです。なのに仕事や家事でその時間が奪われていてはスローライフと言えませんよね。
スローライフはデメリットもある
主に「生活への納得・不安感」です。
自分の時間が増える一方で、仕事のできる時期に仕事量を減らす可能性があります。十分な貯蓄ができず、モヤモヤする可能性はありますよね。
世間体で悩む方もいるかもしれません。
チャンスを逃す。評価が落ちる…などの不安は付きまとうでしょう。そこで、スローライフに対しての十分な納得が必要です。
さらには、その価値観を身近な人に認知させることも重要でしょう。スローライフをしていても、周りの人が責めてくるようでは楽しめませんからね。
続けて、私がスローライフを実現したお話をしていきます。
2.私が10年かけてスローライフの生き方を実現した方法
私は自分で言うのもなんですが、凡人です。
特に著名な学校を出たわけでもありません。社会に出てからは何度も転職。どちらかと言えば、失敗続きで人生を模索してきました。
失敗体験から学んだこととして「一発逆転はあり得ない」があります。
工場で働きつつ、10年後をイメージして行動してきました。そのお話をしていきます。
① 10年かけてパラレルワークを実施、個人の仕事で独立
私はパラレルワークを長く続けています。
パラレルワークとは複数の仕事をすること。副業と違い、全てを本業のように考えます。
工場勤務+音楽活動+講師業+メディア運営。主にこの4つを続けてきました。
途中で音楽活動を減らし、相談業をしております。現在は相談業を中心として働いています。
最初のうちは赤字でした。働きつつ、他の仕事をするのも大変です。テレビを観るなどの娯楽時間を少なくし、残業のない日に淡々と仕事を続けてきました。
個人の仕事に特に注力しはじめてから3年目。ようやく赤字を抜け、少しずつプラスとなってきました。
5年経過後から工場を抜けるイメージを持ち始め、工場の売り上げが低下。仕事量があまりに増えそうな時に、個人の仕事一本にすべく独立しました。
独立してからは…仕事量そのものは多くしているものの、人間関係のストレス。理不尽さからは解放されています。
② 生活水準を上げない
複数の仕事をしていると、上向きであれば収入が増えます。
そりゃそうですよね!仕事を複数しているんですから。
その時に喜びすぎないことです。
生活水準が上がれば戻せなくなります。収入が増えたとしても一時的なものと考えましょう。
生活水準を上げず所得を増やせば、それだけ「無理に働かなくていい期間」が増えていきます。
多少のご褒美は使っていいものの、基本は徹底して節約しましょう。自分の思考がスローライフから外れてしまえば、スローライフを目的にしていた意味もなくなります。
③ 蓄積する、自分の価値が上がる仕事を淡々と継続する
蓄積する仕事とは以下のようなことです。
- 素材、動画などのコンテンツ
- 長期的な契約
- 資産運用など
当ブログも残る仕事と言えるでしょう。1つ1つの記事は小さいものでも、コツコツ書けば100記事・200記事となります。
私はYouTube撮影なども行ってきました。現在では、私が運営するココヨワチャンネルが1,500動画以上となっています。これも他の人は真似できないでしょう。参入障壁が上がることで、自分の価値も上がります。
蓄積する仕事を続けていれば、自分の価値も上がりやすいのです。
逆に蓄積しない仕事とは、単発の仕事です。どれだけ単価が高かったとしても、継続性がないのならあまり価値がないと言えるでしょう。上場企業レベルとの取引は実績になります。単価が低くても取り組む価値があるでしょう。
④ 少しずつ不労所得を作る
これも重要です。仕事を減らしても収入が少なくては不安は強いでしょう。
少しでもいいので不労所得を作った方がスローライフは実現しやすいです。私はコツコツと資産運用を続けております。時間が味方になりますので、長期運用前提です。
※資産運用は個々の責任で行ってください。私は推奨するものではありません。
資産運用の他には「書籍出版」も一部不労所得化しています。これは独立してからですが、電子書籍化などが進んだためです。他にも音楽活動での著作権料なども不労所得と言えるでしょう。と言っても微々たるものですけどね。
おすすめは「複数仕事をし、生活水準を下げ、不労所得に変える」です。
将来的に大変な仕事を減らし、自分の好きな仕事の割合を増やすことができます。
続けて、実際にスローライフ的な暮らしをして感じたことをお話します。
3.スローライフな生き方・暮らしをして感じたこと
結論から言うと、思ったほど難しいものではない。ということです。
スローライフと聞くと、
- 安心できない
- 世間体が不安
- 結局、忙しく働くことが大切では?
などと思うでしょう。
私もそう思っていたので実行までに時間をかけました。10年待ったのもそのためです。
実行してみると…あれ?って思うほど生活できるのですね。
① 正しい生活習慣は不安感を和らげてくれる
- 1日7時間は寝る
- 3食正しい時間に食べる
- 必ず1日に1回は散歩や運動習慣を持つ
上記の行動の結果、不安感が早くに解消しました。
もちろん、不安は尽きません。私は個人で仕事をしていますので、常日頃から不安感も持っています。
それでも大丈夫なんです?
不安を感じることも、数日あれば気持ちが安定します。
漠然とした不安がなくなった、と言えばわかるでしょうか。
不安な内容があれば対処します。冷静に考えて不安がないのなら、脳の分泌物のバランスを整えればいいのです。
運動や睡眠習慣で脳が良い状態に保てています。結果として、あまりに不安な気持ちは解消したんです。
② 理不尽さは何もメリットがない
工場に勤めていた時、理不尽さが山ほどありました。
雪で遅刻をするなと言った工場長が雪で遅刻をしたり。複数の上司から違う指示が飛ぶ、ダブルバインドも体験。機械が故障してもほとんどの人が無関心などもありましたね。
そういう理不尽さがなくなりました。理不尽さは単なるストレスです。
理不尽さの原因は主に「人間関係の優劣」。または見栄や虚栄、自分を守ろうとする気持ちです。
自分を守るため誰かを傷つける行為なのです。これが減るだけでも、どれほどストレスが減るか想像できるでしょう。
無駄な会議、お金の出ない30分前出社。こういった時間の使い方もなくなりました。収入が不安定になったとしても、それ以上に得られるものはあったりします。
③ 多くのどうでもいいことに時間と労力を奪われている
ちょうど今、お話ししましたね。お金の出ない出社とか…。
そういうことが減るのは嬉しいですね!
思ったより無駄なことに時間を費やしていたと気づきました。
他にも…通勤、明日の仕事が不安だからと今日を楽しめない気持ちなど。
こんなことに時間や労力は奪われています。スローライフをすることにより、本来の自分の時間を取り戻せるのですね。
私は現在、6時15分に起き6時半には仕事を始めています。出勤がありませんので、仕事・家族の時間・家事・自分の時間などに分配できます。眠る時間も長くなりました。
④ 不安はゼロにならないが、何とか生きていける
もっと働こうと思えば働けます。ボーっとする時間、遊ぶ時間が増えると「これでいいのか?」と感じることもあります。
それはそれとして、どういう状況でも不安はあるのです。
組織に居た時も不安は尽きませんでした。
- 工場の売上低下。潰れるのでは?
- 昇給が下がっていく。使い潰されるのでは?
- このまま、仕事ばかりで人生が進んでしまうのでは?
つまりは、不安はゼロにならないのです。どういう生活・生き方をしたいかの選択なんです。
独立して6年目。スローに生きて6年目。将来不安はあるものの、既に6年間食べて行けています。この6年間も激動でした。当然ながら浮き沈みもあります。
でも、それ以上に支出も少ないし…何とかなっているんです。私たち家族の暮らしには適した生活と言えるでしょう。
4.今後の人生でスローライフの生き方が続けられるかどうか?不安感に回答
スローライフは精神的には満足します。
一方で生活上の不安は…やはりあります。先ほどの「不安はゼロにならない」にも関連しますが、現実的に考えることは必要です。
私の場合はスローライフにたどり着く前に以下をルール化しました。
- 1年間働かなくても何とかなるだけの貯金をする
- 組織での働き方の収入を個人の仕事で超える
- 個人の仕事で半年間、食べて行けるだけの収入を持続する
慎重しすぎなほどです。現状もかなり慎重に考えております。とはいえ考え方はシンプル。
現状の生活をした上で、
支出 ≦ 収入
であれば良いのです。
我が家の場合、子どもたちが幼稚園と小学校になりました。妻がパートで働けるようになったのです。
妻の収入と一部の不労所得。これがあった上で、私の収入でトントンであれば何とかなります。
我が家はどちらかと言えば程々な生活で満足できるので…将来的にも「何とかなりそうだ」と判断ができます。
世帯で考える場合、1人暮らしの方もスローライフはしやすそうですね。
それこそ、実家で過ごす+1人暮らしなら実現しやすいでしょう。
もちろん、物価高など悩みは尽きません。
それはそれとして、現状の生活をしつつ「成長しない・試行錯誤しない」ではありませんよね。私もまだまだ自分らしく働いていこうと思っています。
お金だけを追求しても幸せになれません。これは歴史を振り返り、様々な人の生き方を見ればわかります。
1度しかない人生。あなたはどう生きたいでしょうか?
時間を大事にする生き方。ぜひご検討ください。
まとめ:スローライフは時間をかけて取り組む価値があります
20代の頃は「目立ちたい、凄いと言われたい」気持ちもありました。
様々な失敗・挫折・ストレスの中で…そういう気持ちは弱くなり、もっと仙人のように生きたくなったのです。私のような思いの人も増えてきているでしょう。
5年・10年かけたとしても、私たちの人生はその後も続きます。
長期的に見れば、早めに努力し自分らしい生活の実現は価値あることと言えるでしょう。ぜひスローライフ、考えてみてくださいね。
以上今日はこんなところで終わりますね。BlueRatWebのRyotaでした。