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Ryota
HSP向け相談業・作家・講師業・作曲家のパラレルキャリア。自分らしい人生を送るため、33歳の時に独立。趣味はファッション。著書に「まわりに気を使いすぎなあなたが自分のために生きられる本」(KADOKAWA)など全3冊。

お金のため、数字のためだけに働くの?個人事業主に多い、お金とメンタル不安を解消するヒント

お金のためだけに働くのか

「独立して働いているけど…いつもお金と将来の不安がある。毎日、数字に一喜一憂しちゃう。」

相談業をしていると、上記のような悩みが届きます。

私も独立して6年目となりました。個人事業主の知り合いも増えてまして、やはり売り上げでメンタルの調子が左右される方もいらっしゃいます。

数字に振り回される人生はつらいですね…。

多少は仕方ないにしても、数字を気にするため独立して働きだしたのでしょうか?

お金だけに気を取られず、本当にやりたいこと・社会貢献の仕事に意識を向けていきたいはずです。

  • お金のため、数字のためだけに働くことをやめたい
  • 個人事業主・フリーランスとして「自分らしく」社会貢献していきたい
  • メンタルを安定させてホッとしたい

そんな方に役立つお話です。ぜひお役立てください。

目次

1.個人事業主に多い、お金とメンタル不安を解消するヒント

収入よりも安心感と向き合う
収入よりも安心感と向き合う

経営者で年収5千万の人がいるとします。もう不安なんてなさそうですよね。

でも、その方の年収が2千万まで下がったとして…。

「もうダメだ!」

と、メンタルダウン。ずっと頭を抱えるように生きてしまうことがあるのです。

全然、生活できる額なのにどうしてでしょうね?

問題は収入の額ではなく、安定や心の安心だからです。

数字の落差で人はメンタルダウンするのです。生活できるかどうかも重要ですが、それより揺れ動きを少なくすることが必要なのですね。

ここを前提として、対策は以下のとおりです。

① 少額でもいいので安定収入を確保する

会社員の方がどうして安心を得やすいか?と言えば、安定収入になるからです。

会社員の人でも、ボーナスが下がったり給与の揺れ動きがあれば動揺します。でも基本給は確保できますよね。

  • 収入は多くないけど継続案件がある
  • 不労所得や、蓄積するような収入源を得る
  • 夫婦の1人が安定収入を得る

上記をおすすめします。

どこかの月で「ドカンと収入を増やす!」も注意が必要です。それが基準となるので、他の月が少ないと動揺するのです。収入の高さより、安定を意識した仕事作りを行いましょう。

② 自分の市場価値を高めていく

仕事を失わなければ、ずっと食べていけるのです。では仕事を獲得し続ける方法は何だと思いますか?

市場価値を高めること

なのです。

市場価値があれば仕事はゼロになりません。

  • スキルを高める
  • 発信活動を淡々と継続する
  • 自分にしかできないことをする。ブランディングをする

お店だって忘れられたら人は来ません。でも忘れられていなければ…憩いの場ならお客さんは来ますよね。

「このお店だから私は行くんだ。」

は市場価値でしょう。

思い出がある。食べたいものがある。ここでしか食べられないものがある。

これと一緒の感覚で、あなたにしかできないことを作り上げていくことです。市場価値とは「この人と一緒に働きたい。教えてもらいたい」でもありますね。

AI対策も一緒です。この人に仕事をお願いしたい、があればAIとは別であなたに価値があるのです。あなたに相談したい、あなたと働きたい。そのためには「コミュニケーションコストを低くする」なども対策でしょう。

③ 仕事以外で安心感を得る

仕事だけに注目すると、仕事=自分の価値になりますよね。

確かに…。仕事で挽回しなきゃ!ってなりそうです。

そもそも、あなたの価値は仕事だけではないはずです。

多少収入が低くても、家族と支え合って暮らしていけるでしょう。子どもは一緒に遊んでくれる方が価値を感じるはず。

友達だって離れていきませんよね。

既に手に入れている、普遍的なものに目を向けることで「仕事だけ」に注目しなくなります。

年収マウントを取るのがあなたの人生ではないはずです。自分が生活できる程度に働けているのなら、その時点で大成功なんですよね。

④ 生活水準を下げる

生活できればいい、であれば生活水準を下げる方が安心です。

特に個人事業主の場合は収入が不安定です。良い時に遊んじゃうと生活水準が上がってしまうんですよね。

  • 極力節約する
  • 最低限の収入より収入が高いのなら、ボーナスのように考える
  • 娯楽ばかりにならない

人はストレスが溜まると、お金を使ってストレス解消したくなるのです。散財は激しくなります。

普段から「お金を使うこと、お金を使わないこと」を分けておくとよいでしょう。

例えば私はファッションが好きです。ユニクロなどを買いますが、ハイブランドを買うわけではありません。でも、ファッション代を無理に節約するつもりもありません。

大きな固定費を節約すると良いでしょう。個人事業主だと、どちらかと言えば外食にお金を使う方も多いです。これも節約ポイントと言えますよね。

⑤ 数字や自分の評判を見る回数を減らす

特に個人事業主・フリーランス系の方々は「年収を価値にするグループ」が多いです。

SNSで「これだけ稼いだ!」「年商はこれ!」みたいな話も出ます。それはそれとして、あなたは数字や自分の評判を気にして生きていきたいのでしょうか?

そういう界隈から距離を取りましょう。
SNSで自分の評判を気にすると、必ず悪いうわさも見かけるもの。SNSは発信に注力する程度にしましょう。

人は気にしている部分の情報を意識する考え方が強化されます。

数字から離れ、しっかり自分のサービスを利用する人と向き合った方が…結果も出るし、幸せも感じやすいでしょう。

続けて、どういう個人事業主・フリーランスの人がお金や数字に囚われやすいのかもお話します。

2.お金と数字に囚われやすい個人事業主・フリーランスに多い特徴

お金と数字以外の初心を思い出してみよう
お金と数字以外の初心を思い出してみよう

個人事業主・フリーランスの中でも、あまりお金や数字に囚われない人がいます。

彼らはしっかり休みます。まぁ、休みすぎて仕事が減って悩む人もいますが…。

どういう人がお金や数字で悩んじゃうんでしょうね?

これは内面的な気持ちや、個々の責任がポイントになりますね。

例えば、1人暮らしの人と家族を養っている人は気持ちが全く違うでしょう。

責任の重さが影響することを前提とし、他の要素もお話していきますね。

① 過去に自分または家族がお金で悩んできた

幼少期の体験、過去の体験は性格に影響します。

  • 親の仕事が不安定だった。または収入低下があった
  • 自分もお金で悩んだ時期がある
  • ギリギリの収入で生きてきた

上記があれば、お金で悩むようになるでしょう。お金での悩みを繰り返したくないからです。

特に親がお金で「悩んでいた」は影響が強いです。お金がなくとも、笑い合える家庭なら問題ないのです。

お金で悩む姿を見てきた場合に「自分は気を付けよう」と思い、お金をシビアに見てしまうのですね。

② お金と数字が自分の価値となっている

年収マウントの世界で生きている。または、お金を稼ぐことで周りに挽回したい気持ちがあるケースです。

結構難しそうな悩みですね…。

実際は、友達や家族関係など価値は分散できるんですよね。

例えば、家と会社の往復であれば…会社での価値が自分の価値になるでしょう。これと似ています。

個人事業主・フリーランスでも、収入以外で自信がなければ収入を求めるようになりますよね。収入が低くても、自分にしっかりと価値を感じられると不安は減ります。

個人事業主・フリーランスの場合、社会的背景の弱さも課題となるでしょう。誰に対しても「私はこれで価値がある」と言えるものがあれば安定しやすいです。
それは、大企業との取引や、地元での貢献的活動がわかりやすいです。

③ 数字を細かく見すぎている

頻繁に数字を見ると、嫌でも数字を意識するようになります。

と言っても個人事業主・フリーランスであれば…多少は数字と向き合わなければいけませんよね。でも、以下の状況なら問題です。

  • 5分に1度SNSをチェックする
  • 毎日3回は売り上げを見てしまう
  • 1日単位の売り上げ・収入で一喜一憂する

SNSに振り回される方も多いです。フォロワーさんが1人増えたり、1人減ってもほぼ影響はありません。でも、多少の増減で疲れ果ててしまうのです。

数字で振り回されるくらいであれば、数字を見る回数は減らした方が良いでしょう。または、数字をチェックする人を別で用意する…などの対策が必要です。

続けて、心理系の仕事をしている私がどのようにメンタル安定をしているのか。実践的内容をお伝えします。

3.相談業と発信者の私がメンタル安定に実践しているワーク

仕事から離れる時間を作ってみよう
仕事から離れる時間を作ってみよう

私も独立直後、食べていくための責任感で必死になっていました。

次男も生まれ…その責任感で疲れていたのです。真剣に「組織で働くことに戻ろうか」と考えたこともあります。

その際に「仕事だけでなくメンタル安定に向けたことを考えなくてはいけない」と感じたのです。仕事の方向性も変えていきました。

四六時中仕事をせず、メリハリを作るようにしたのですね。実践したことは以下のとおりです。

① セロトニン活動

セロトニンは神経伝達物質。安心感であったり、オンとオフの切り替えにも関わる物質です。

ネガティブな状態から、普段の状態に切り替えるためにもセロトニンの活性化は必須です。セロトニン活性化に必要はのは以下の行動です。

  • リズム運動
  • 日光を浴びる
  • 呼吸を意識する

具体的には「散歩」「歌う」「汗をかく程度の運動」などです。

やっぱり運動習慣は持ってるんです?

はい。お昼に40分ほど歩くか、30分ほど強度の運動をしています。

私はボディコンバットのような1時間で500kcal以上消費する運動も行います。こうした運動習慣を持つことで、ストレスホルモンを全て解消するような効果も期待できるのです。

セロトニン活動を解説した動画はこちら

② 良好なコミュニティの確保

孤独は大きなストレスです。不安な時は人と話した方が安心できます。

  • 個人事業主・フリーランス仲間を見つける
  • お金などの話をしない。全く別のコミュニティに所属する

この辺りは必須でしょう。

私は、私自身がココイロサロンというコミュニティを運営しています。

そちらで日常的な会話をするライブをしたり、何でもないことをつぶやいたりしています。仕事以外のことを意識することが大切なのですね。

第3の居場所、サードプレイスを持ちましょう。仕事がうまくいかなくても、励まし合ったり…自分には価値があると確認しやすいためです。
趣味を楽しむ時間も持ちましょう。

③ 目先の売上ではなく、安定収入に向けた活動

例えば、一時的に高月収を獲得することはできるのです。特定の月に仕事を集中させ、収入を貰えるようにすればいいためです。

でも、一時的な収入を得ても「他の月との落差」でメンタルダウンしやすいのです。

大切なのは安定した仕事

それはそれとして、個人で安定した収入は難しいですよね。

私は主に資産運用でまかなうようにしています。何年もコツコツ続け、少しずつ安定収入を得るようにしてきました。

※資産運用はリスクもあります。
私は長期的にゆっくり続けている状態ですので、皆さまに推奨するものではありません。

続けて発信活動でも…継続している限りは多少の収入になります。このように自分主体で得られる安定収入を得る方が心は落ち着きます。

高単価なものより、毎月少額でも一定収入を得る手段を優先しましょう。

④ 仕事以外の自分らしい時間の確保

仕事だけ!になると、仕事で価値を得るしかなくなります。

最低、1日30分は自分らしい時間を作りましょう。

具体的には、生産性の少ない無駄なことをする時間と言えます。

  • ゲームに没頭する
  • 漫画を読む
  • ドラマや映画を楽しむ

純粋にあなたが楽しめる時間です。仕事にするとか、複雑なことを考える必要はありません。

当記事を書いている私も、一部仕事を手放してゲームなどを楽しむ時間を作りました。夜は時々ビールを飲みつつ、大好きなサバイバル・氷点下の暮らし系番組を見ています。

繰り返しますが、仕事だけにしちゃうから仕事が価値になるんです。他の時間を作れば価値は分散されます。

悩んだら運動関係にしましょう。運動中は仕事ができません。健康増進にもなる良い行動です。

4.あなたは何のために独立して個人事業を開始したのか?

あなたはどういう暮らしのため独立したのか
あなたはどういう暮らしのため独立したのか

独立後、しばらくすると初心を忘れます。

収入が上がるとドーパミンが出ます。ドーパミンは集中力や行動力につながりますが、依存性も高いもの。収益だけに依存することもあるでしょう。

でも、実際は独立時の気持ちがあるはずです。

これ大事なことですよね。

私の場合は「干渉されない、感謝につながる」です。

組織の場合、どうしても理不尽さがあります。理不尽さから抜け出すことが目的の場合、収益を求めなくても…目的は達成されているのです。

私は工場で10年ほど働いていました。理不尽さが多く、仕事内容も激務過ぎ。ただ、ゆったりと家族との時間を過ごしつつ仕事をしたかったのです。

そもそも、それほど収入を得る目的は何でしょう。あまり欲しいものがないのなら、収入が上がっても満足度は下がってしまいます。

我が家も節約志向。というより、高いものを求めないのです。

旅行も時々行ければよし。多少ボロボロな旅館でも十分楽しめちゃいます。

私は服が好きですがハイブランドが欲しいわけではありません。手の届く範囲のブランドで、お小遣いの範囲で楽しめれば十分と思ってます。当ブログで発信も楽しめますし。

このように、独立した初心を達成できているのなら大成功なのです。

あなたがお金や数字に惑わされるのは、単にドーパミンに飲まれているからかもしれません。

どのような暮らしがしたいのか。その暮らしを元に仕事を組み立てましょう。それほど熱心に仕事ばかりしなくても、目的を達成できるかもしれませんよ。

まとめ:お金や数字に振り回される仕事から卒業しましょう

お金は手段です。お金を得て何かをしたいから稼ぐものであり、お金を得ることが目的ではありません。

独立すれば自由があるでしょう。人間関係もあなたが選べます。お金以外の価値に目を向けることで、既に手にしていることに気づけるでしょう。

それはそれとして、収入不安があるのも個人事業主・フリーランスです。

まずは安定収入を得るための活動を1年ほど続けましょう。これだけでも気持ちは安定してきますよ。

以上「お金のため、数字のためだけに働くの?個人事業主に多い、お金とメンタル不安を解消するヒント」という記事でした。

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この記事を書いた人

HSP向け相談業・作家・講師業・作曲家のパラレルキャリア。自分らしい人生を送るため、33歳の時に独立。趣味はファッション。著書に「まわりに気を使いすぎなあなたが自分のために生きられる本」(KADOKAWA)など。

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