「普通の人生を過ごしたい…。でも普通の人生、生き方って何だろう?」
一度は考える疑問ですよね。
人は誰もがもっと豊かになりたいと思います。しかし、漠然と考える場合に「金銭的な豊かさの追求」に向かうケースが多いんです。

そもそも、当たり前のように働くのも苦手…。



いわゆる、普通の人生が向かない人もいるんです。
この「普通」の正体を知れば、自分がどのような人生・生き方を選べばいいか、わかりやすくなります。
当記事では、
- そもそも普通の人生・生き方とは?
- 定番の生き方が向かない人はこんな人
- 世間一般とズレた生き方の具体例
という内容をそれぞれお話します。
私自身も、個人で生計を立てております。本を書いたり、YouTube発信をしたり。いわゆる、普通からはズレた人生ですが幸せです。
そんな私からのお話ですので、ぜひお役立てください。
生き方や心理系に関わる書籍も出しています


YouTube動画でも学べます
1.日本人の大半が考える普通の人生・生き方とは?


私たちは子どもの頃から、「こう生きるのが普通だ」と教えられて育ってきました。
普通とは「多くのところで通用する」ぐらいの意味合いです。全員に通用するものではありません。しかし、当たり前のように皆さんが目指すことがあるんです。



うーん…クレヨンしんちゃんの暮らしとか?



いわゆる、悩み少ない幸せな家庭像を目指しますよね。
皆さんも漠然と以下のことを目指していませんか?
① たくさん勉強し、よい大学に入り、よい企業に入る
テストでいい点数を取り、内申を上げます。それにより、レベルの高い企業に入るのがゴール。キャリアとして目指しやすい「普通」です。
- 塾で学ぶ
- 名前の知られた大学に入る
- 上場企業に入る
日本人のほとんどがこの生き方を選ぶでしょう。
親世代がこの生き方を選んでいるケースが大半です。親がそのまま子に「安定を望む」として、この生き方を教育していきます。
② 持ち家・家族がいて、暮らしが安定している
これは昭和世代の「よい家庭像」がそのまま生き方になっているケースです。
- 戸建て、中古住宅を買う
- 子どもと共に生きる
- 安定している企業で働き続ける
それこそ、サザエさんやちびまる子ちゃんの暮らしを想像すればわかりやすいでしょう。



確かに…笑えそうな家庭ですよね。



正直、今となっては難しい暮らしのひとつなんですけどね。
既に終身雇用は崩壊し、大企業もリストラしている時代です。
その時代の変化に対して「理想像だけ」が残っているようなものと言えるでしょう。
③ 定年まで働き、老後はのんびり暮らす
以前は60歳ほどで定年となり、退職金もたんまり。
「さぁ、第二の人生だ!」
というライフプランが一般的でしたよね。これが、定年まで働いて老後はのんびり、という生き方です。
なお、これも既に現在は崩壊しています。
現代では年金制度への不安や、寿命の延びとともに、老後も働き続ける方が増えています。
「定年で一区切り」という考え方が通用しなくなりつつあり、「何歳まで働くか」ではなく、「どう生きていきたいか」が重視される時代へと移り変わっているのです。
普通とは、通用しやすいこと。今は過去の普通が崩れかけている
「普通」とは、あくまで多くの人に通用すること。
つまり、それが多数派だったからこそ「正しい」とされてきたにすぎません。
働き方も価値観も多様化してきました。



これも時代の変化なんですかね…?



哲学的な話だと、今は「変化の時代」と言われています。
これまでは何となく同じことの繰り返しで、人生が良くなってきたのです。
それが崩壊して「自分らしい生き方をする方が人生が好転する可能性が高い時代」となったのですね。
では、これまでの定番の人生や生き方が適さない人はどのようなタイプなのか。こちらもお話していきます。
2.定番の人生・生き方が向かない人の特徴


「普通」や「定番」とされてきた生き方が、すべての人に合うとは限りません。
むしろ、そこに違和感を抱きながらも、無理に合わせてしまうことで心が疲れてしまう方も少なくないのではないでしょうか。



そうですよね…無理に型にはめても悩みますよね。



私自身もそのひとりでした。
10年ほど医薬品製造の工場で働いてきました。協調性を発揮し、働くことはできたものの…驚くほど疲弊していたのです。また、大活躍できたとも感じません。
33歳の時に独立。個人の仕事に切り替えてからは、書籍の発売など。多方面で活躍することができました。
ここでは、従来の定番ルート…いわゆる“安定した人生”が合わない方の特徴について見ていきます。
① 組織での働き方に向かない
会社という組織の中で、長時間働き続けることに強いストレスを感じる方がいらっしゃいます。
それは、単なる「わがまま」ではなく、その人が本来持っている特性や価値観によるものです。
- 指示命令に従うより、自分で考えて動きたい
- 上下関係に強く縛られる環境が苦手
- チームよりも個人で動いたほうが力を発揮できる
およそ10人に1人はこのタイプと言われています。独立思考が強く、自営業や自分でサービスを作ることに向いている人たちです。
私のように作家、アーティストのような活動が向いている人も該当します。対等の関係性を求める…といった考え方もできます。
② 一芸に秀でている
ある特定の分野に対して、深い情熱や集中力を持つ方もいらっしゃいます。
その才能は、一般的な働き方や暮らしの中では評価されにくいこともありますが、独自の生き方を築く力にもなります。



これはわかりやすいですね!それこそ芸能人とか…。



アスリート、手芸など。どちらかと言えば4教科に関わるものになりますね。
最近だと「折り紙」「切り絵」のように、仕事になりづらい分野も「YouTube発信など」で仕事にすることが可能です。一見、仕事にしづらいことが適しているタイプとも言えます。
③ 早期にのんびりしたい、仕事はほどほどにしたい
仕事に全力を注ぐよりも、自分のペースで穏やかに暮らしたいと感じる方も増えています。
とくに近年は、「稼ぐこと」や「昇進すること」だけが人生の目的ではない、という価値観が広がっています。
- フルタイムよりも短時間勤務を望む
- 年収よりも生活リズムや心のゆとりを大事にしている
- 早めにセミリタイアを目指している
こうした生き方は、かつての日本社会では「やる気がない」と見なされがちでした。
しかし今では、効率的に働き、余白を楽しむという選択肢もごく自然なものとなっています。
最近では、20代に徹底して働き資産運用。30代にして最低限の生活を前提としたFIRE(経済的自立の達成)を目指す人もいます。
これも、ずっと一定の仕事をする…とは違った生き方と言えるでしょう。
④ 他の人と発想が違う、同じことをしようと思わない
多数派の意見や流行に、あまり心が動かされない方もいらっしゃいます。それは「ひねくれている」のではなく、自分なりの軸を大切にしている証でもあります。



うーん、変わっているって感じです?



現代における日本の多数派からズレるイメージですね。
たとえば、私は複数の仕事を同時にこなす「パラレルワーク」で働いてきました。パラレルワークは今でこそ認知が進んでいますが、ほんの15年前は全く理解されなかったのです。
半自給自足、複数の拠点での生活、早期に経営に進むなど。色んな発想がありますよね。
若年層中心に、生き方が変わってきている
こうした価値観を持つ方々は、以前であれば少数派と見なされていたかもしれません。けれども、いまや若い世代を中心に、以下のような生き方が当たり前になりつつあります。
- 転職や副業を前提としたキャリア設計
- 所属にこだわらず、自分自身の価値で生きる選択
- 「早く豊かに」「長く自由に」を目指す生き方
つまり、「定番が合わない」という感覚自体が、むしろ時代の変化を敏感に捉えている証とも言えます。
今後は「何が普通か」よりも、「自分にとって心地よい選択かどうか」が、より重要になっていくでしょう。
最後に「普通とは違うが幸せを手にする生き方」についてもお話していきますね。
3.世間一般とズレているが、幸せな人生・生き方の具体例


「常識」や「普通の幸せ」から少し外れているように見えても、本人にとってはとても満ち足りた生き方があります。
貧乏だけど家族で支え合っており、笑いの絶えない家庭。幸せと言えるでしょう。



これは、話で多いですよね!



幸福度で言えば、豊かなはずの先進国の方が低いことからもわかります。
その逆で、豊かだけど家族仲はひどいもの。お金でしか幸せを得られないのなら、それはそれで悲しい人生と言えます。
世間の枠には収まらないものの、確かな満足と充実感に満ちた生き方の具体例をお話していきますね。
① 個人で働く、社会へ影響を与える
会社に属さず、フリーランスや個人事業主として活動しながら、自分の価値観で社会に貢献している人がいますよね。
フリーランスはサラリーマンと比べて…平均収入が低いのに幸福度は高いことで知られています。
一見すると不安定に見えるかもしれませんが、本人にとっては「自由に働ける」ことこそが最大の満足です。
たとえば、
- ブログやYouTubeを通じて情報を発信している
- 小さな規模でも、自分の理念で仕事をつくっている
- 顔の見える相手と、信頼関係に基づいて働いている
といったことが考えられます。
地元密着の飲食店も、地域の人から愛される素晴らしい働き方と言えますよね。
私自身もこのタイプです。自分らしいことで社会に貢献し感謝を得る。
企業と違い、会議も必要ありません。自分の意志で行動できることで「自分の才能をフルに発揮できる働き方」と言えるでしょう。
② 様々な内容を経験する、探求心や冒険心を満たす
一つの道を極めるよりも、人生の中でいろいろな体験をしてみたい。そんな探究心や好奇心に導かれて、自分だけのルートを歩んでいる方もいます。



うーん、変化を求める感じです?



その通りです。仕事を転々とする、拠点を変えるなどが考えられます。
このような生き方には、一定のリスクや不確実性も伴いますが、心の充実感や発見の喜びに満ちている場合が多いのです。
YouTuberの中には、海外で「船の上で暮らす」を選ぶ人もいます。まさに探求心や冒険心を軸とした生き方と言えるでしょう。
③ やりたいことができている。豊かではないが、精神的に満足している
収入が多いわけではない、社会的に評価されているわけでもない。
けれども、「やりたいことをやれている」という実感がある人は、とても穏やかで幸せそうに見えることがあります。
- 小さなカフェを営みながら、自分の時間を大切にしている
- 絵を描き続けながら、地域と緩やかにつながって暮らしている
- 短時間勤務で、無理のない働き方を実践している
なお、経営者がこちらの路線に切り替えるケースもあります。
会社を売り、そのお金で「小さな古着屋さんをオープンする」のような発想ですね。
④ 家族との時間を追求する
キャリアや収入よりも、家族との日々の時間を優先したいと考える方もいらっしゃいます。「誰と、どのように過ごすか」に重きを置くことで、深い満足感を得ているケースです。
- あえて出世や昇進を選ばず、家に早く帰る生活を選んだ
- 子どもの成長を間近で見守るために在宅勤務を続けている
- 配偶者との対話や共通の趣味を大切にしている
海外では比較的多く見られるケースです。幸せが「家族の時間」なんですよね。



これは幸せって想像しやすいですね!



家族が元気。笑っている、というのは安心にもなりますからね。
これも、私が実践していることになります。交代制勤務の工場を辞め、独立してほぼ在宅勤務にしました。
まとめ:世間の普通に囚われないようにしましょう
私たちは何となく世間の普通に従って生きようとします。
それが自分の幸せとは限らないのです。
生き方には正解があるわけではなく、それぞれの価値観や性格、状況に応じて選ぶべき道は異なります。
他人の評価や社会の基準に合わせるあまり、自分の本音を見失ってしまっては、本末転倒です。
たとえ世間の「普通」から外れていても、そこに自分らしさや満足感があるのなら、それは十分に「幸せな生き方」だと言えるのではないでしょうか。
以上、今日はこんなところで終わりますね。Blue Rat WebのRyotaでした。
生き方や心理系に関わる書籍も出しています


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