あなたは友達関係・人間関係で悩んでいないでしょうか?
私は相談業をして3,000名以上の悩みに答えてきました。私自身も、YouTubeで人間関係のことを発信し続けています。
やっぱり人間関係の悩みって多いんです?
驚くほど多いです。私なりに人間関係に関する結論はあります。
友達、人間関係そのものを減らしたり選択した方が人生はラクになります。
当記事では、
- 友達、人間関係を減らした結果悩みが減った理由
- どのように友達や人間関係を減らしていったのか
- 今後の人間関係で考えて欲しいこと
上記をそれぞれ解説していきます。
今まさに人間関係や友達関係に悩んでいる方はその悩みが解消するでしょう。ぜひお役立てください。
寂しさへの備えについても解説しています
人間関係で振り回されないための書籍も執筆しています
1.友達や人間関係を減らした結果、悩みが減った理由
人間関係は「好き」と「嫌い」の2つで分けられるものではありません。
中間として「好きでも嫌いでもない」があります。さらに、少し好き、少し嫌い…のようにグラデーションで判断していくものです。
友達や人間関係を減らす場合、中間層が増えて他の関わりが減っていきます。
全体的に減るって感じです?
そもそも、好き嫌いの2つに分けていたのを戻すイメージです。
無理やり好き!にしていたのに、その方はどちらかと言えば中間層だった。という感じですね。
正した結果、無理に維持していた人間関係がなくなります。そしてモヤモヤした悩みが減っていくのです。
私が実際に人間関係を減らし結果感じたメリットからお話していきます。
① 自分に時間や労力を使えるようになった
人間関係は高コストと言われています。
- 考える力
- お金
- 時間
上記3つは確実に必要でしょう。人と会えば時間が取られます。食事やカフェでの会話も多いでしょうから、お金も使ってしまうんです。
さらには、モヤモヤする人と会えば「ああ疲れたな」と消耗します。気づかいで考える力も使ってしまうんです。
これがなくなりました。
例えば、ゆっくり眠れますよね。家事も丁寧に行うことができます。自分をケアする時間も取れるようになるでしょう。
時間が増えるので、趣味や自分らしい活動に時間を割けますよね。
お金も残ります。自分の欲しいものが買えるでしょう。私はファッションアイテムを自由に買えるようになりました。
考えることが減るため目の前のことに集中できるようになります。
② 持ち込まれる問題や干渉が減った
友達とはそのまま「あなたを監視する人」になります。関係性が近くなると、相手の意見が重くなってしまうのです。
確かに干渉的な人もいますね…。
他にも、何かと頼ってくる人も出てくるでしょう。
こうした問題が一気に減ります。距離が近づきすぎていた友達も、コミュニケーションを減らせば適切な距離に戻ります。監視状態が和らぐんです。
特に「自分らしいことへの意見」がなくなったのがメリットです。
人の生き方は否定してはいけないものです。
しかし、身近な人から「仕事、恋人」などに意見されるでしょう。こういうモヤモヤがなくなり、お互いに意見を言わず楽しめる人だけが残ります。
これも自分らしい日々を取り戻すポイントになりますね。
③ 本当に大事な人、穏やかな人のみ残った
人間関係を1人1人選別していきます。
「この人はもう会わないなぁ…。」という人もいれば「この人は会いたくない!」という人もいました。
その中で「この人とは今後も会いたい!」という人が出てきます。
大事にしたい人ですよね。やっぱりいますよねー!
心から相性の良い人と言えるでしょう。
基本的に、自分から会いたい人が残るのです。一方で「年賀状だけのやり取り」のような人がいなくなります。
なお、大事な人は友達だけとは限りません。
- 相談しやすい人
- 肯定的な人
- 癒される人
上記3つに該当する人も大切な人です。なぜか会うとホッとする人も「また会いたいな」の中に残るでしょう。
④ 人間関係の維持が気にならなくなった
人間関係は維持が大変です。
コミュニケーションの数が減れば関係性は弱くなります。
人間関係の数を意識すると…その維持のため、離れそうな人にお金や時間を使うようになります。
人間関係の維持が減るのは、その人に対する「サブスクが終わった」ようなもの。
人と関わり続けるのはコストがかかるのです。
年賀状1つでもそうでしょう。
出す出さないでモヤモヤしたり、はがきを1枚増やすのもコストです。数十年続けばそれなりの金額。
こういう瞬間がなくなるだけで気持ちは楽になります。
自分の維持できないほどの人を抱えるから、大事な人との関係性が弱くなります。
必要な人と必要なだけ関われば疲れにくいのです。
⑤ 比較が減った
人は身近な関係性の中で順位をつけています。
- 仕事関係
- 家族、親族
- 友達、知人
本来、レベルの近い人と付き合います。それほど比較することはありません。
しかし、今は簡単にSNSで色んな人と関われます。自分よりはるかに優れた人と知り合い悩むこともあるでしょう。
人間関係の数そのものが少なければ、比較することも少なくなります。
ライバル視してくる人も減らせそうですね!
比較を持ち込んでくる人もお断りできますね。
お互い知りすぎなければ、比較する内容も減ります。わざわざ給与などを教えあうから比べるのです。
では実際にどうやって友達や人間関係を減らせばいいのか。そのポイントもお話していきますね。
2.友達や人間関係を無理なく段階的に減らしていくステップ
友達や人間関係の減らし方は、ゴミ箱にゴミを捨てるのとは違います。
慎重にフェードアウトしなければなりません。
よほど苦手な人ならともかく、それほど関係性が悪くない人を拒絶すると敵になりますよね。あくまで穏便に進めるHつ用があります。
そこで、あなたに今から試して欲しい5ステップをお伝えします。この流れで進めていきましょう。
YouTubeでも詳しく解説しています
① 〇×で考えず、少しずつ距離を取る
「人間関係を減らすぞ!」
と意気込んじゃうと、極端に行動します。人は服の処分とはわけが違いますからね。
やっぱりいきなりブロックはまずいですよね。
そのケースもありますが、全員極端に離れるではありませんよね。
1年や2年かけて「離れていこう」と考えるのがおすすめです。
- 会う頻度を減らす
- 連絡を減らす
- お互いの情報交換を減らす
上記のように「減らす」をしていきます。ちょうどいい所で関係性が残ることもありますからね。
これまで「100」という数字だったのを「5ずつ減らしていく」のような考え方です。ゼロかヒャクではありません。まずはこの考え方から覚えておきましょう。
② 今後、会うことがあるかどうかを冷静にイメージする
これまでは会っていたけど、今後は会わないかも…というケースがあります。
- 昔の職場の人
- 学生時代の人
- たまたま、習い事やセミナーなどで知り合った人
社交辞令として連絡先交換をしたケースもあるでしょう。
特に昔の職場の人たち。仕事は「その環境だから話していた人」が大半です。街中で会うことがあっても、連絡を取り合うことは少ないかもしれませんよね。
コミュニティを抜けた場合、そのコミュニティ内でやり取りしていた人の多くとは疎遠になります。
趣味のコミュニティとして…趣味をやめたら「友達レベル以外の人は疎遠になる」ものなのですね。会うことはほぼないでしょう。
③ 会いたくない、モヤモヤする人から手放す
人間関係を減らす時は優先順位があります。
知人や接点の弱い人は「どちらでもいい人」でしょう。焦って関係性を変える必要はありません。
まずは会いたくない人。モヤモヤする人から減らすこととなります。
ストレスの原因ですもんね…。
連絡が来た時に「ガッカリ」する人なら離れた方がいいです。
会いたくない、モヤモヤする人に対して積極性を出すことを控えましょう。これだけでも関係性は弱くなります。
相手から連絡が来るけど「もう私は会わない!」とできる人なら、LINEブロックもありです。
SNSのアカウントを変更し、モヤモヤする人たちはフォローしない。情報を与えない、というのも使いやすい方法ですよね。
④ 自分から連絡を取りたいかを検討する
1番簡単な人間関係のチェック方法がコレ。
自分から会いたくない人であれば、連絡先が残っている…関係性がある理由が必要です。
- 会社、仕事関係
- 親族
- 大家さん
上記のような人は仕方ありません。ですが、知人や友達レベルなら別です。
連絡を取りたくない人であれば「友達ではない」とも言えるでしょう。
連絡を取ることもない…と思う人も既に他人レベルです。
私も学生時代の人たちで、既に全く関わりのなくなった人がいます。こうした人たちも「無理して人間関係を続けなくていい人」と捉えています。
⑤ コミュニケーションの数を減らす
疎遠にしたい人が具体的になったら、コミュニケーションの数を減らします。
これで距離が取れるんです?
取れます。コミュニケーションで関係性が変わるためです。
会話なし、連絡なしならお互いの情報がなくなります。情報がないと関わりようがありませんよね。
嫌味を言い合っている場合、実はコミュニケーションになっています。お互いを意識してさらに考えるようになってしまうのですね。
LINEもこちらからは送らない。連絡が来ても短文、一文でストップ。このようにします。
誘いも断ります。これが続くと関係性はどんどん弱くなっていくのですね。
続けて、最後に「これからの人間関係を変えていくコツ」をお話します。
そもそも苦手な人と関わらない方がラクなんですよね。
3.今後の人間関係で考えて欲しいこと
今の人間関係を整理整頓したとして、今後も人間関係は増えていきます。
不必要な関わりをしっかり制限した方が良いでしょう。
そこで、これからの人間関係の選別に役立つことを4つご紹介します。
人間関係は関係性を離すより、そもそも近づけすぎない方がラクなんです。私も実践していることをお話しますね。
① ゆっくりと関係性を作る
焦るとろくなことがありません。人間関係も一緒です。
人間関係の場合は距離を近づけすぎない方がモヤモヤしづらくなります。
だからゆっくり…なんですね!
少しわかり合えたら全部話す!みたいな人が多いんですよね。
1年で1人、良好な人ができたら大成功!ぐらいに思うといいでしょう。数回会ったくらいで相手のことはほとんどわかりません。
人間関係は段階があります。いきなり友達…自己開示レベルにはなれないのです。
なのに、その状態だと「自分に言い聞かす」のでモヤモヤするのですね。
相手との類似点をしっかり探る。その時間を長く持つのがコツです。
② 相手をしっかり観察する、見抜く
観察時間を持ちましょう。意識して欲しいのが以下の3つです。
- 好き嫌いを断定せず、相手のことを知る期間を設ける
- 可能であれば相手のSNSをチェックする
- 大問題がないかを慎重に見る
SNSでは時間軸と共に相手の意見、考えがわかります。
一緒に居ない時に「攻撃的、批判的」であれば、そうした気持ちを持っている証拠。さらには、交流関係や趣味などもわかりますよね。
あまりに倫理観から外れたような言動があれば要注意です。
※倫理観とは人が人として守るべき善悪の内容や判断基準のこと
そして大問題。普段は優しくとも、たった1つの大問題で関係性の継続が難しくなる可能性があります。
例えば、お酒が入ると人が変わる。攻撃的+実害がある、などですね。
他にも「食やお金の価値観が違う」なども重要点となります。
③ 連絡先を簡単には交換しない
連絡先交換は「一緒に居ない時間でも関わりが生まれる約束」のようなものです。
そう思うと慎重にした方がいいですね…。
連絡先を交換するから、離れづらくなるんです。
大半の人間関係は一緒に居る時間より、居ない時間の方が長いのです。一緒に居ない時間でモヤモヤしたら人間関係は続きません。
なお、連絡先交換は以下のものを含みます。
- LINE交換
- SNSの相互フォロー
- 一緒のスマホゲームなどでつながる
連絡先を聞かれて断る場合は、自分なりの理由で断りましょう。
「私、過去にトラブルあってさー。連絡先をよほどじゃないと交換してなくて、ごめんね。」
のような一言です。
相手はモヤっとするかもしれません。それでも、こちらの理由なので強引に進められなくなるのです。
④ 楽しさより「問題の少なさ」を重要視する
楽しい人と一緒だとついつい「もっと遊びたい」と思います。それはそれとして、楽しさは自由に作り出すことができるのです。
趣味のイベントやテーマパーク、旅行、ごちそうなど。楽しいことはいくらでもあるでしょう。
相手との関わりが良好であれば、楽しいことは作れるのです。
それより長続きは「問題の少なさ」が重要です。会話も、何を言うか…より何を言わないかが大切なのですね。
私は人間関係を「穏やかさ」と「肯定、共感の多さ」で選びます。
否定的であったり、議論や反論。批評の多い人は離れるようにしているのですね。
いくら楽しいことがあっても…問題があればそこで悩んでしまいます。問題がないから、相手のことを負担なく考えられるのです。
まとめ:人間関係で大事なのは量ではなく質です
人間関係は人生における悩みの9割とも言われます。
人間関係を広げれば、その数だけトラブルや干渉も増えてしまいます。ほどほどに制限して、良好な人としっかりつながっていけば満足できるのですね。
何となく「友達が多い方がいい」と思いますが…。それより、お互いの関わりがはっきりしており、モヤモヤの少ない関係性が貴重です。
距離が近ければ干渉も増えますからね。人間関係を「バランスで見る」ことを大切にしてください。
以上、今日はこんなところで終わりますね。Blue Rat WebのRyotaでした。
寂しさへの備えについても解説しています
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