33歳の時に10年勤めた工場を独立。
相談業・講師業・作家活動・音楽活動…仕事になるものは全て挑戦。気づけば38歳となりました。
やっぱり色んなことに挑戦する方が安心なんです?
私の場合、家族…子どもを養う責任もあります。不安定な個人事業だからこそ、色々と挑戦しているところもあります。
一方、新しいことを増やせば自分の時間・自由な時間は失われます。ワークライフバランスは悩みの種なのです。
そこで今回の記事では、
- 個人事業主、フリーランスの方に向けて
- 私なりの不安との付き合い方、ワークライフバランスの保ち方
- 生活習慣で心がけていること
をそれぞれ解説したいと思います。
人生は仕事だけではありません。仕事をしつつ、息抜きや自分らしい活動もしないと自分を保てなくなるのです。
仕事ばかりになっている皆さんの気づきになれば幸いです。ぜひお役立てください。
こちらの記事も参考になります
見逃せない!個人の仕事で失敗する原因の話はこちら
1.個人事業主・フリーランス6年目の「不安との付き合い方」
組織勤めには組織勤めの不安や悩みがあります。
「組織から抜けて自由だ!」
そう思った個人事業主・フリーランスの多くが組織に戻るのです。
その理由は違う不安に耐えかねたため。個人事業主・フリーランス特有の不安が出てきます。
- 不安定である
- 良い時と悪い時の落差が激しい
- 孤独を感じる
- 怠けてしまう、または仕事をしすぎてしまう
私も独立後は不安と向き合ってきました。それでも何とか6年目を迎え、もう少しで7年目になろうとしています。
何度も不安を感じつつ相談業・講師業・作家活動を続けているポイントからお届けしますね。
① 定番の不安に答えを出す
人はそれぞれ性格と環境が違います。この2つを元に大きな悩みが決まってくるんですよ。
- 身体が弱い ⇒ 寝込んだらどうしよう
- 収入が不安定 ⇒ 将来の収入は大丈夫だろうか
- 恋愛したいけど遅れてる ⇒ 孤独にならないかな
これについてしっかりと答えを出しましょう。
- 身体が弱い ⇒ できる程度に運動したり生活習慣を整えよう
- 収入が不安定 ⇒ 支出も減らせるし、いざとなったら別の仕事もできる
- 孤独にならないかな ⇒ いつでも人間関係は自分が中心で作れる
上記はざっくりしてる内容です。答えは具体的であればあるほど安心が強まります。
定番の答えを出せないと、また1から考えることになります。
面倒な感じしますね…。
セーブのできないゲームみたいなものです。
私の場合はもっぱら収入の不安定不安。家族がいるので養うことに人一倍責任を感じているためです。
私の定番の答えは「夫婦でも働けるし、仕事はゼロにならないし。いざとなれば、好きなことでアルバイトでもして食べて行けるようにはできるよね」です。
我が家は支出もそれほどありません。コツコツ貯金もしています。それで十分だよね、ということです。
② 不安な「状態解消」の方法を持つ
不安とは脳が不安な状態になっている、ということです。ノルアドレナリンがたくさん出ている状態です。
なので「不安という状態異常」を解消してあげましょう。汚れたらお風呂に入る。これと一緒のイメージです。
具体的には以下のことをおすすめします。
- 30分ほど強度の運動
- 毎日の散歩
- 掃除など日々の習慣に戻る
- 趣味に没頭する
- 人に話す、ちょっと愚痴る、相談する
この5つをすればそれなりにラクになります。あ、それから睡眠+運動習慣は取っている前提でお願いしますね。
不安はゼロになりません。収入や貯金が増えても、減ることが不安になるのです。上記の行動を継続することで、不安を持続させない状態にできます。
私はほぼ毎日7時間以上眠り、30分ほど運動習慣を持っています。1日30分はゲームなどをし、自分の楽しみにに時間を割いています。
そして、不安については毎日ラジオやブログでアウトプット。これでかなり不安を解消できるようになりました。それでも多少不安を感じます。何もしなければ不安は強まるばかりですよね。
③ 自分なりに安定を目指す
個人事業主・フリーランスは不安定なものです。
今月良くても、来月は全く仕事がないかもしれません。仕事が少なく収入が減ってしまうと、その状態がずっと続くように感じてしまうものです。
そうそう、その落差でしんどくなるんですよね…。
そこで、できる範囲内で安定は意識しましょう。
私の場合、仕事を徹底して分散しています。さらには書籍の出版・無理なく資産運用をし、収入の自動化を進めています。今後も作家活動を中心に多少なりとも安定を目指そうと考えています。
1回の大きな仕事より持続する仕事
さらには、自分が何もしなくとも人に知ってもらえる仕組み。そういうものを作りましょう。
日々の小さな蓄積があなたの安心へとつながります。大きな仕事は収入がドカンと増えるので落差も増えます。メンタル的にはしんどくなりやすいのですね…。
続けてワークライフバランスについてもお話を進めていきますね。
将来不安への考え方はVoicyプレミアムでもお話しています
2.個人事業主・フリーランス6年目のワークライフバランスの保ち方
ワークライフバランスとは仕事と私生活のバランスのこと。
よく、仕事だらけにしちゃう個人事業主・フリーランスの方もいます。それでは仕事だけで精神的なエネルギーも使い切ってしまうでしょう。
仕事⇒寝る この繰り返しの生活になります。
また、豊かさを追い求めて働きすぎる方もいます。これではセルフブラック状態。
個人の仕事なのに「寝る間を惜しんで仕事をして潰れる」になるのです。私も最初は必死に仕事をしていました。
現在はしっかりとルールを決めてワークライフバランスを保っています。そのコツをお届けしますね。
① 仕事時間やルーティーンを決める
シンプルですが、仕事時間をちゃんと決めましょう。
仕事時間を決めない個人事業主・フリーランスの方いるんです?
割といますね…把握をしていないんです。
いくらでも働けてしまうのです。真面目な性格の方なら、私生活の時間まで削り仕事をするでしょう。
それではいけません。
私の場合は1日8時間ほどの労働時間を決めています。
朝6時半~昼12時(朝食・休憩別) ⇒ 12時~15時 ⇒ 17時~17時半 ⇒ 20時~20時半
細かい更新時間なども含めるとこんな感じ。およそ8時間ほどの労働です。
他にも、家族のイベントがある時はそちらを優先。土日も半日ほどで仕事を終えることが多いです。
寝る直前まで仕事もできますが…それでは家族との時間もなくなります。仕事でもっと大事なものを失っては意味がありませんよね。
② 自己受容して自分の限界を認める
自己受容とは「自分のできる部分とできない部分を認める」ことです。
自分の未熟さを受け入れる
こうお考えください。
皆さん限界があるんです。1日10時間も働き続けることはできないんですよ。
1日8時間仕事をして、その上で収入が思ったほど多くなければ…それは今の自分の限界です。
まぁ、仕方ないと言えば仕方ないですか…。
今の限界、というのがポイントですね。
スキルアップすれば、同じ時間で収入が上がるかもしれません。他にも蓄積するタイプの仕事をしてもいいでしょう。
限界を認められない方から潰れていきます。
苦手なことがあれば、それを苦手と認識する。そして誰かに任せる。外注するのも方法の1つなんですよ。
③ もっともっと…と欲張りの思考にならない
欲張りの思考とは「終わりなき欲望」のように捉えればわかりやすいです。
例えば、個人で月20万達成!何とか食べていける…。となったとしましょう。これで終わらないんですよ。
- 貯金をもっと増やしたい
- 月30万にしたい
- 安心できない
組織で言えば、残業代やボーナスが出た時に「その水準を維持したい」となるのです。
目標を達成しても終わりがない状態。これでは働き続けるしかなくなります。
自分が求める生活を具体的にしましょう。
私ならスローライフ。収入が食べていける程度であり、たっぷり眠れて運動できる。家族との時間がある。
そして少し服やゲームを買えれば満足です。満足がわかれば、そこでストップしやすくなります。
④ 優先順位を設定する
あなたがとにかく仕事をしたいのなら、仕事ばかりでも納得はできます。
でも、仕事以外の大事な時間があるでしょう。家族や恋人、友人との時間。はたまた、趣味の時間…。
確かに仕事以外でも大事なことってありますよね。
自分の中で優先順位を明確にすればブレにくくなります。
私の場合は以下のような流れ。
- 家族 ⇒ 家族のイベントや行事はほぼすべて参加できています
- 自分らしい時間 ⇒ 趣味や友達との会話。これも時間が取れるよう優先しています
- 仕事 ⇒ 仕事もそれなりに上位。でも健康や家族の方がずっと大切です
次男が幼稚園で熱を出せば、20分後には駆けつけることができます。
何のために働くか。ここを意識しましょう。仕事そのものも人生を豊かにするものではあります。
一方で、仕事で得たもので自己実現や自分らしさにもつなげたいでしょう。そこをブレさせないことです。
少なくとも収入だけで得られる幸福感には限界があるのです。
ともあれ考え方だけでは心身を守るのに限界があります。シンプルですが、生活習慣上のこともお話しますね。
3.心身の安定のため、生活習慣で心がけていること
日々、相談業や発信の中でメンタルヘルス・心理・脳科学に関わることを学んでいます。
生活習慣で大切なのはごく身近なこと。特別なことではなく「心身に影響する活動を続けていくこと」です。
こういったことを考える時は、真逆の生活を考えるとわかりやすいです。心身が不安定な生活とはどのような生活だと思いますか?
不規則で…眠れず…食事も適当。さらに運動不足ですかね。
そうそう、その生活が心身に悪い生活です。
個人の仕事は
身体が資本
です。
健康だから仕事が続けられるのです。仕事の一環と思い、最低限以下の2つは守って頂ければと思います。
① 睡眠・運動など重要な点に時間を割く
- 1日7~8時間以上寝る
- 週に3日ほど、20~30分ほどの運動習慣を持つ
- 毎日歩く
上記3つを守るだけでも快適さを実感できるでしょう。
なお睡眠は寝ている時間です。寝室に入った時間ではありません。寝つきが悪いのなら、もっと睡眠のための時間を確保する必要があります。
私は寝つきが悪いため、22時~6時15分を基本の睡眠時間としています。
眠るのに30分かかっても7時間45分眠れてます。さらに30分早く起きちゃっても7時間眠れていますね。
運動も習慣にしなければ意味がありません。私は昼休みに30~40分ほど散歩をしています。
都合上散歩のできない日は室内で強度の運動。ボディコンバットや海外のYouTuberさんの運動を見て一緒にしていますね。
特にやっているのがこのボディコンバット
② リラックス時間を必ず設ける
頭を休める時間が必要です。脳も使えば使うほど疲れます。
個人の仕事など考えることだらけでしょう。
先々の活動まで考えれば…脳は必死になって汗をかいています。1日の中で脳を休める時間が必要なのです。
自分の時間があっての人生ですよね!
その通りです。様々なことに力を分散した方が脳も休まります。
私は割とゲームが好きです。一時期は仕事に集中するため、ゲーム時間もゼロにしてました。
今は1日30分ほどは楽しむようにしています。
ファッション好きなので、ひたすらZOZOTOWNを見ている時もあります。
何のために個人で働くようになったのか…ここを忘れないようにしましょう。
私は自己表現をしたい+理不尽さから抜け出したい。生活習慣を正したいと思い独立しました。
その目的が達成できているのなら…それ以上無理をする必要はないのですね。
4.個人事業主・フリーランスの私が取り入れている趣味やプライベート活動
正直、大したことはしていません。私は基本1人で活動したい性格だからです。
趣味的なことはこちら
- ゲームをする(酒場経営とか、のんびり系のゲームが多め。個人が作ったマイナーゲーム収集も趣味)
- ファッションを学ぶ、楽しむ(スタイリストの資格も取ろうと検討中)
- 散歩
- ボディコンバットなどの強度の運動
- ダンベル運動などの筋トレ
- 路地裏散策
- 一人居酒屋(結婚後はなくなってます)
- 小説を読む、漫画を読む
- ブログを書く
- 音楽を作る
活動的なことはこちら
- 昔からの友人らと年に数回集まって食べ飲み
- 個人事業主・フリーランス仲間と近況報告
- 家族と旅行、家族イベント・行事
- 地元の飲食イベントでブラブラ
- 運営しているサロンでのイベント企画、運営
- スーパー銭湯やサウナ、温泉
正直、ほぼお金も使いません。小さくは使うものの、多額に使う活動に興味がないんです。
自分の手が届く範囲内で「自由を得る」。これが個人の醍醐味かなと感じています。
まとめ:個人事業主・フリーランスだからこそ、心身の健康を意識しましょう
心が乱れては仕事も手につきません。
私も個人だからこそ、様々なことを考えました。いや、今も考えています。頭は疲れてしまうんです。
考えてばかりでは息が詰まるでしょう。自分自身のメンテナンスを行うイメージで活動してみましょう。たったこれだけでも気持ちは整います。
不安はゼロになりません。
不安に立ち向かう心と身体を養う。そのために、仕事から離れて活動する時間が必要なのですね。
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