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32歳でマイホーム。注文住宅が正解だった7つの理由

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「32歳で注文住宅を建てたことは、大正解でした。」と、私は自信を持って言えます。

35年ローン、土地の選択、面倒な手続き。どっしり重荷になることばかりでしたが、それ以上にメリットがあるためです。

30歳を超えて家を建てようか悩んでいるあなたに、私が注文住宅を立てて良かったと思うことを7つご紹介します。あなたの決断の手助けになりますので、どうぞご覧下さい。

1.どうして注文住宅にしたの?

家はざっくりと4種類に分類できます。

  • 注文住宅
  • 建売住宅
  • 中古住宅
  • マンション

です。あなたもこの中のどれを選ぶかでお悩みだと思います。私が注文住宅を選んだ理由は

安心

だからです。

注文住宅は土地の状態、杭の打ち方、家の骨組み、断熱材の入れ方など家を建てる流れを全てを見ることができます。ダメだと思えば直ぐにやり直してもらうことができます。

建売は土地・外溝を含めて「何でこんな価格で建つの?」と思うくらい安いです。コスト削減の努力をしているのは分かりますが、私は不安を感じました。

マンションは一軒家に比べて近隣住民に気を使う部分が多く、立地が良いメリットに対してデメリットの方が大きく感じました。

中古住宅はリフォームして使うこともできるので、非常に悩みました。しかし、建売と同じく家を建てる際の流れを見ることができない不安があります。

家は死ぬまで使いたいと思いますよね。そこで、お金をかけてでも「家の頑丈さ」を求めて注文住宅を建てることにしました。

2.注文住宅が正解だった7つの理由

では、注文住宅を建てて良かったと思う点を7つお話します。

騒音問題が無い

軽量鉄骨のアパート暮らしをしていた際、騒音に悩みました。1階に住んでいたのですが、2階の住民の物音が気になって眠れません。2階の住民は子供が居るため、走り回る音が日常的に響いていました。また、出社時間の違う住民が居ると、その物音で起きてしまいます。

騒音問題は自分が被害を受けるばかりではありません。

子供が産まれたとして、伸び伸び育てたいという思いがありました。他の住民の生活に考慮して、子供の遊びを制限するのは悲しいことです。

その点、注文住宅では構造がしっかりしているため音漏れがほとんどありません。私のマイホームでは外の物音は全くと言って良いほど聞こえません。子供が走り回っても「近所迷惑だから!」と注意する必要はありません。

温度変化が少ない

アパートや安い建売住宅は断熱材にお金を掛けていません。夏は暑く、冬は寒くなります。断熱材に対策をしていない場合、湿気も溜まってしまいます。

私の住んでいたアパートは結露が激しく、夏冬はエアコンをフル稼働していないと耐えられないレベルでした。

現在、高気密の住宅に住んでいます。

  • 外気温が氷点下の真冬でも18℃のエアコンを稼動させるだけで温かい
  • 結露が無い
  • 夏場も28℃のエアコンで過ごせる
  • 湿度は50%前後

というメリットがありました。エアコンの温度設定を激しくする必要が無いため電気代も安上がりです。

TIPS:断熱材について

断熱材の素材に関してはこちらのサイトで詳しくご紹介されていました。

断熱材は、性能・種類・厚さ・湿気・劣化の5ポイントが重要! |断熱材を選ぶ基準はなんですか?ハウスメーカーや地域工務店が進めた断熱材をそのまま使われている方が多いのではないでしょうか?断熱材は耐震性能と同様に住宅に住まう人を守るものです。断熱材は厚...

我が家では隅から隅まで断熱材を発泡してもらったため、隙間からの外気進入がゼロです。

光熱費が安い

我が家はオール電化です。アパートに住んでいた時の真夏の電気代は12,000円でした。これより高くなるだろうと予想していましたが、

8月の電気代 9,246円

でした。水道代はアパートと同じです。ガス代は当然ゼロ。

光熱費の安い理由は、

  • 最新のエアコンを使っている
  • 高気密住宅なのでエアコンの温度設定を激しくする必要が無い
  • 深夜にお湯を沸かすことが可能
  • 全てLED電球

だからです。アパート時と比べて月々平均8,000円の光熱費が浮いています。40年計算すると、

8,000円×12ヶ月×40年=384万円

も安くなります。

オール電化は「火が無いから美味しくご飯が作れない。」などと言われますが、そんなこともありません。むしろ、熱伝導が良いため手早く調理できています。

間取りを決められる

注文住宅は設計から行うので、間取りを自由に決められます。

我が家は、吹き抜けありの3LDK。1階はお風呂・トイレを除けばリビングキッチンだけです。和室はありません。コンパクトで無駄な空間の無い家を目指しました。

お風呂とトイレは廊下を挟んでいます。リビングから扉で直につながるのが嫌だったためです。

建売住宅のほとんどが1階に和室有り・リビングからトイレとお風呂が直。となっています。特にトイレがリビングと隣接しているのが残念です。音と臭いの不安があるため、リラックスして用を足せません。

コンセントの位置も自由に決められます。他人ではなく、あなたが思う便利な家を建てられるのは注文住宅の大きなメリットです。

TIPS:私がこだわったこと

  • 寝室にウォークインクローゼット
  • 寝室にロフト
  • 玄関が自転車を3台入れられるほど広い
  • 屋根の中にあるベランダ
  • トイレ・お風呂はリビングから直ではない
  • お風呂が通常より広い
  • 脱タコ足配線のためコンセント量を通常の2倍に
  • ダウンライト中心で天井をスッキリ

要らない部分を節約できる

注文住宅は高価です。しかし、要らない部分を節約できるため無駄なお金を払う必要がありません。

何を無駄と思うかは人それぞれです。例えば、私はこんなことが無駄だと思いました。

  • 浴室にテレビ
  • トイレ2つ
  • 4台以上駐車できる駐車場
  • 玄関の土間収納

外溝に関しても、自分で施工できる部分を土のままにするだけで数10万節約することが可能です。トイレも1つにすれば100万円前後安くなります。

浮いたお金で自分のこだわりたいことをプラスすることができます。私は耐震性を最大にしました。土地に関しても大きな駅まで徒歩20分しかかかりません。最寄の駅なら徒歩7分です。

誰が建てているか分かる

どんな有名ハウスメーカーで家を建てようが、建てるのは大工です。大工の顔を知り、直に話すことは大切です。なぜなら、どんな人がこの家に住むのかを知っているかどうかで大工の力の入れ具合が変わるためです。

もちろん、大工が手を抜く訳ではありません。しかし、その家に住む人の家族構成や年齢を知るだけでも「ここはこうした方が便利だよ。」と提案することも可能です。事実、私は家を建てている最中にウォークインクローゼットの構造を変え収納スペースを増やしてもらうことができました。

ハウスメーカーの中には家を建てる前に施工主と大工の飲み会を開催する企業もあります。人の気持ちは家の良し悪しに影響します。

家を心から大事にする

注文住宅を建てるのは大変です。

  • 予算を決める
  • ハウスメーカー・工務店を選ぶ
  • 住宅ローンを契約する
  • 土地を選ぶ、買う
  • 間取りなど、家を建てる際に必要なことを決める
  • 上棟式を行う
  • 家を建てる
  • 各種手続きをする
  • すまい給付金など、控除に関する手続きをする

火災・地震保険も契約します。家を建てるだけで1年間、休日の半分が無くなるでしょう。苦労するので、心から家を大事にします。大掃除に力を入れるのはもちろん、家の修繕もDiyするようになります。家に時間と力を注げば、住み心地が保たれます。

まとめ

注文住宅を建ててビックリしたのは、維持費が安いことです。住宅ローン控除もありますし、光熱費も安くなります。今は金利も安いため、ローンの支払いも高くはありません。私は月々6万円の支払いで済んでいます。

高いから無理!と思わず、皆さんも注文住宅を1度考えてみてはいかがでしょう。長い目で見ると逆に安くなるかもしれませんよ。

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