シャツの素材、こだわっていますか?
男にとって一番身近な衣類と言っても良いシャツ。その季節に合った素材のシャツを着ることで、粋なだけでなく優れた機能性を感じることもできます。
今回、私がご紹介したいのは老舗ブランドPENDLETONの「ウールシャツ」。20代後半から冷え性に悩まされていますが、シャツとは思えない保温性でしっかり冷気をガードしてくれます。値段は高いのですが、シャツ1枚でここまで機能が違うのかと感動できるブランドなのでご紹介させて頂きます。(以下、PENDLETONではなく分かりやすくカタカナのペンドルトンで記載させて頂きます。)
ペンドルトンってどんなメンズブランド?
アメリカの老舗ブランドです。元々はブランケットなどの織物を作っていました。1912年に縫製工場を構え、シャツやスーツを作るようになります。
ネイティブ柄のデザイン、ビビットな配色のチェック柄が特徴です。チェック柄は他のブランドでも一般的に使われていますが、ペンドルトンの柄は創業以来大きく変化していないためクラシカルな印象があります。
ペンドルトンの品質は?
別ブログで非常に分かりやすい記事を見つけたので参考にさせて頂きます。
10年間、山登りなどでハードに使っていたにも関わらず縫製に傷みがありません。磨耗による破れもありません。100%天然ウールにこだわって作られているため、優れた保温性・吸湿性・速乾性を持ちます。
私自身、ペンドルトンのシャツを2着持っています。1着は古着、1着は新品です。
新品のブラックシャツは滑らかな肌触りが特徴です。程よい光沢があり、カジュアルなのにドレッシーな印象があります。軽いのに分厚いフリースを着たような保温性があります。
手前のチェックシャツは古着です。虫食いの跡はあるものの、それ以外に傷みはありません。表面はざらざらしていますが、シャツの中は滑らかな肌触りです。ビビットな配色は今の日本のブランドには無いデザインです。
古着の方は1週間に何度も着用していますが、ほつれ・毛玉も出来ていません。手洗いしているため、大きな縮みもありません。
高品質のため、古着の定番
ペンドルトンは古着でも人気のブランドです。今でも1着7,000円以上で取引されることがあります。
人気の秘密は、
- 他には無い独特のデザイン
- 優れた保温性
- 程よく縮んでおり、日本人のサイズに合う
の3点です。
50年前の製品でも傷みが少なく、市場に出回ることがあります。ウールのため虫食いには弱いのですが、大きなホツレが少ないためです。創業当時より高品質を保ち続けていることが分かります。
ペンドルトンが高価な理由
メリットの多いペンドルトンのウールシャツですが弱点があります。それが価格。
老舗ブランドであり、上質なウールを使用しています。縫製技術にもこだわりがあることから、アウタークラスの値段になります。
新品をセール無しで購入する場合、およそ20,000円になります。
定番のチェック柄で日本人の体型に合うSサイズはセール前に完売します。なので、セール品を無理して購入しても幼い印象になってしまいます。
季節ごとのシャツを持とう
20代半ばの頃。私はファッションにお金をかけていませんでした。春と秋・冬は同じシャツを着用していました。これは非常にデメリットの多い行動でした。
具体的には、
- 季節感を楽しめない
- 劣化が早い
- 秋冬に冷えを感じやすい
の3点です。
白・ギンガムチェックのように1年を通して着まわしやすいデザインのシャツがあります。しかし、春のシャツを秋冬に着るには限界があります。秋冬は起毛したシャツを着ることで保温効果が高いだけでなく、クラシカルなイメージを楽しむことができます。
逆に秋冬のシャツを春に使用すると出遅れた感があります。秋冬ファッションを続けている印象となり、粋ではありません。
大人がペンドルトンを着るメリット
20代前半で無理をしてペンドルトンを着ることはありません。なぜなら、ペンドルトンは20代後半~30代でメリットが見つかるブランドだからです。
- 優れた機能性が衰え始めた身体を守る
- アメカジ色の強いデザインが若さを与える
優れた保温性のため、若いうちは暑いと感じる危険があります。また、強いアメカジデザインなので若い頃に着ると幼さを与えてしまいます。ジャケットを着てお店に入るのが定番になった頃に着こなすことで、コーディネートの幅も広がります。
まとめ
落ち着きのある男性って素敵じゃないですか。30代なのに鼻水を垂らして歩いていると、同性から見ても頼りありません。シャツ1枚で男をスマートな印象に変えてしまう。ペンドルトンのウールシャツはそんな効果を持っています。
フリースとか、スポーティな服装が苦手なあなた。それなら似た機能性を持つウールがピッタリです。そしてウールシャツの大定番がペンドルトンです。1着、クローゼットの仲間に加えてみてはいかがですか?