「腕時計のバンドってステンレスが良いの?革が良いの?」
「ステンレスベルト・革ベルトってどう使い分ければ良いの?」
とお悩みでは無いでしょうか。
ベルトの素材で腕時計の雰囲気は変わります。
雰囲気の違いが分かれば、どのファッションにどのベルトの腕時計を合わせれば良いが分かります。
そこで今回は腕時計を年に1本購入している私が、ステンレスベルトと革ベルトのメリット・デメリットをお話します。
どうぞご覧下さい。
1.腕時計にステンレスベルトを使うメリット
こちらは私が実際に使っているVAGUE WATCHのGRYFADというモデルです。
ベルトは「サージカルステンレス」という素材で出来ています。
TIPS:サージカルステンレスとは
医療用現場で使われているステンレス素材です。サビにくく、腐食や熱に強く特徴があります。金属アレルギーもおこりにくいため、ボディピアスでも使われています。
この腕時計を1年間愛用した結果、3点のメリットが分かりました。
①ステンレスベルトは手入れが簡単
ステンレスは水分に強いため手入れが簡単です。使用後にめがね拭きのような柔らかいもので水分・汗を拭き取れば終わりです。
ベルトの長さも切り取る必要が無いため調整が可能です。(専用工具は必要。)
シルバーのように急に変色することもありません。長く使うことに適した素材と言えます。
②ステンレスベルトはコーディネートを選ばない
「ステンレス素材のベルト=ビジネス用の腕時計じゃないの?」
と思われるかもしれません。そんなことはありません。
ステンレスベルトはカチっとしたキレイな印象を与えます。
ジャケットや白シャツのようなキレイ目コーディネートに合うのはもちろんですし、カジュアルな服装にも合います。
例えばポロシャツ。ハーフパンツと合わせるとどうしても子供っぽい印象になります。
ステンレスベルトの腕時計はカジュアルとビジネスのバランスを取ってくれます。
③ステンレスバンドは傷付きにくい
ステンレスは金属なので、革と比べて傷付きません。
また、傷が付いても同じような色の傷跡になるため目立ちません。
傷がアンティークな風合いを出すことから中古の腕時計も人気です。革ベルトの場合は腐ってしまうため長くは使えません。
2.腕時計に革ベルトを使うメリット
こちらも私が実際に使っているZEPPELINの100周年モデルです。ドイツのメーカーで値段に対して品質の良いことが知られています。
ベルトはクロコダイル押しの本革で出来ています。こちらも2年以上愛用しております。
ステンレスベルトとは違ったメリットがありました。
①革ベルトはステンレスベルトより軽い
ステンレスは硬くて重いのですが、本革は柔らかく軽い素材です。長時間身に付けた場合、本革ベルトは腕時計付近の皮が痛くなりませんでした。
1日中歩くと腕時計がこすれて手首が痛くなるんですよね。革ベルトは緩めることも簡単です。
ステンレスベルトでも簡単にサイズ調整できるタイプが登場しています。
Casioのオシアナスが調整可のステンレスベルトです。
オシアナスのレビュー記事はこちらです。合わせてご覧下さい。
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②夏場、熱くならない
ステンレスベルトは真夏に身に付けると熱くなります。
ステンレスは熱をあまり吸収せず、反射させる素材です。しかし、風を通さないため熱さを感じました。
本革ベルトの場合は風通しが良いため気になりません。ただし、汗を吸収するため着用後の手入れは必須です。
③簡単に緩められる
革ベルトは数箇所穴が空いており、そこにストッパを入れて着用します。
汗で蒸れる場合は緩めて開放的に。どうしても走らないといけない場面では落ちないようにきつめに締めることが可能です。
④比較的安価でベルトの交換が可能
革ベルトはステンレスに比べると安価です。3,000円もあれば、高級な本革モデルのベルトが購入可能。
革ベルトはステンレスと違い『色』も簡単に変えられます。青色のベルトにすれば爽やかな印象に早代わりします。
3.レザーベルトとステンレスベルトを両方持つメリットとは
本革・ステンレス素材にはそれぞれ違うメリット・デメリットがあります。
両方持っても使用用途がかぶってしまうことがありません。
それぞれのメリットを活かすことで腕時計をファッションのシンボルにすることができます。
①腕時計のベルト素材と服装について
両方持ってみると分かりますが、腕時計は服装により相性が違います。
ジャケットスタイルなら本革ベルトのハンドメイド腕時計を着用し遊び心を取り入れることもできます。
ハンドメイド腕時計の風合いが好きなので3本購入しています。全て真鍮素材でベルトは本革。
購入時、様々なハンドメイド腕時計を見ましたがステンレスベルトを使用したものはありませんでした。
しかし、カジュアルなアイテムなのでビジネスシーンで使うことはできません。
安価なもので構いませんから、ステン素材のベルトを使ったカッチリしたものが必要です。
本革素材のベルトを使った腕時計でもビジネスシーンで使用できるものがあります。
何度かお話しているように、本革は手入れが大切です。
安い本革は1年でハゲてしまうこともあります。
ビジネスシーンでは清潔感が命ですから、本革素材のベルトを使った場合は2本を入れ替えて使用するなどの対策が必要です。
1万円くらいの腕時計を使い続けていたところ、このような状況となりました。
手入れがおろそかだったことももちろんですが、本革は「値段でピンキリ」という点を考えておりませんでした。(1,000円の革ベルトの場合、ボロボロになる粗悪品があります。2,000円~を基準にしましょう。)
この教訓から、本革ベルトを入れ替える際はお店でも高価な部類のベルトを選ぶようにしております。
②季節に合った腕時計ベルト素材の選び方
真夏は腕時計を着用していると蒸れます。
先ほどもお話したように、ステンレスベルトは重く風を通しません。
熱を反射するため車のボンネットのように熱くなることはありませんが、本革ベルトに比べると蒸れます。
真夏は本革ベルトやカジュアルなナイロンベルトの方が涼しく使えます。
秋はカーキやブラウンなどクラシカルな色の服装が増えます。
本革ベルトを使った腕時計は昔のデザインを復興させたものが多く、秋の服装をより上品に見せてくれるでしょう。
③ベルトだけ交換すれば良いんじゃないの?
ステンレスと本革の両方と相性の良い腕時計があります。
特にシンプルなデザインの腕時計はベルトの素材を選びません。使用用途によってベルトを交換するのも良いでしょう。
私もステンレスとナイロンのベルトを交換して使えるタイプの腕時計を持っています。しかし、ベルトを交換して使ったことはありません。
腕時計のベルト交換は私たちのような素人が行うと大変です。詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
専用工具が必要な点。力の入れ具合を間違えるとケースを傷つける恐れがある点が問題です。
腕時計をベルト素材別に2本持つことで無駄な傷を付けず、
長く使うことができます。靴と同じように、2本を交互に使うことで手入れもしやすく劣化を防ぐこともできます。
まとめ
私は当記事でご紹介したZEPPELINの100周年モデルとGryfadを用途によって使い分けています。
今日のコーデ選びを楽しむように、腕時計を選ぶのも楽しいものですよ。クォーツ式の腕時計が電池切れで止まってしまった際も2本あれば問題ありません。
何よりも、腕時計を1本だけ!と決めずに買う楽しさがありますね。最近は5万円くらいでも品質とデザインの良いものが増えています。
ステンレス製品は丈夫なので高級腕時計の中古品を買うのもアリですね。
高価な腕時計を使う人と同じように、色んな腕時計・ベルトを選ぶのも大人ならではの余裕でしょう。