日本酒が大好きな上司・友人に日本酒を贈るのって難しいと思いませんか?相手の得意分野だけに、下手なものを贈っても喜ばれない危険があるためです。
そこでお勧めしたいプレゼントが"こだわりグラス"。お酒はこだわるけど、グラスには手が出ない人って多いんですよ。
クリスタル・江戸切子など色んな高級グラスがありますが、今回は「錫」でできたグラスをご紹介したいと思います。
錫製のグラスを使うメリットとは
こちらが錫で作られたグラスです。普通のグラスと違い光沢があり高級感があります。
特に「株式会社 能作」が作成したグラスに人気が集まっています。
老舗の鋳物メーカーであるため高度な技術を持っています。それだけでなく、最新の技術もいち早く取り入れ、デザイン性の高い作品も作っています。
シンプルなのに風格がある
お酒好きな上司にも自信を持って渡せる逸品です。
錫(すず)ってどんな金属?
錫は見た目が格好良いだけではありません。
- 酸化しにくい
- 抗菌作用がある
- 熱伝導率が高い
という特徴があります。お酒の雑身が抜けて美味しくなるとまで言われています。
大阪錫器によると
陶器に比べ1.8倍の速さで熱を移動し、50倍の速さで全体に伝える
とのことです。
実際に錫のグラスを使った感想
実際に錫100%純度のグラスを使い日本酒を飲んでみました。
手に持つとずっしりとした重みを感じます。ミラーレス一眼や大きめのオールドグラス、スマホを2~3台持つのと同等なレベルでした。
熱伝導率が高いため、冷酒の温度が直ぐにグラスに伝わります。口を付けたときにグラスの温度が冷酒と同等になるため、滑らかな口ざわりになりました。
安い日本酒を飲んでいたとしても、グラスに高級感があるため良いお酒を飲んでいるように錯覚してしまう。このグラスでお酒を飲むだけで何となく楽しくなりました。
友人らを招いた際にお客さん用のグラスとして使うこともできます。日本酒だけでなく、ビールを注いでも冷たさが維持されて長く美味しく頂くことができました。
TIPS:錫の熱伝導率について
熱伝導率が高いと直ぐに飲み物の温度を逃がしてしまう印象がありますよね。冷たいものを注げば、グラスより空気の温度が高くなります。空気の温度を吸収し、中の飲み物を温めてしまいます。しかし、錫は空気への熱伝導率がガラスより低いのです。飲み物の温度を一定に保ち続ける効果があります。
使用時の注意点
錫のグラスはメリットばかりではありません。いくつかの注意点があります。
- 高級品なので傷が付かないよう気をつけないといけない
- 食器洗浄機は使用不可
- 柔らかい金属なので凹みやすく傷付きやすい(たわし使用に注意)
- 熱すぎるものを入れると持てなくなる
柔らかい布巾で洗う必要があります。熱伝導率が良すぎるため、熱すぎる・冷たすぎるものを入れると持てなくなります。洗剤で変色する危険があるため、食器洗浄機もNGです。
私が実際に貰って感じたこと
このグラスは目上の人から実際に私が頂いたものです。
私はお酒が大好きです。ですが、グラスはウイスキーに付属しているものや陶器しかありませんでした。お酒にお金を掛けるとグラスまでは手が回らないためです。
お酒と違いグラスは長く使うことができます。飾って楽しむこともできます。もちろん、お酒以外の飲み物を飲むこともできます。
貰った最初は驚きの気持ちが強かったのですが、徐々に愛着が湧いてきました。
「お酒そのものを贈るより、もっと深い考えで贈ってくれたのだな。」
と、プレゼントしてくれた上司を改めて見直す結果となりました。
まとめ
金属が好きな友人が居ます。彼らを自宅に招待した際にこのグラスで日本酒を出したのですが、
「錫の容器でお酒が飲める日が来るなんて。」
と凄く感動していました。普段は目にする機会の無い逸品だからこそ価値があるのかもしれませんね。逆に若い人にはプレゼントしても喜ばれないかもしれません。その点、注意しましょう。