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甘いウイスキーカクテル"ラスティネイル"を自宅で楽しむ5つのコツ

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「ウイスキーは大好きだけど、いつも飲んでいると飽きちゃうんだよね。」とお悩みでは無いでしょうか。

そんなあなたにお勧めしたいカクテルが「ラスティネイル」。ウイスキーを使った度数の高い甘口のカクテルです。ハチミツをたっぷり入れたドリンクのように滑らかな味わいで、使うお酒もたったの2種類だけです。

ちょっとコツを覚えれば自宅でもバー並みに美味しいものが作れるようになります。大人向けのカクテルなので、飲み慣れていると「おっ?!大人だね。」と思われることでしょう。

詳しくご紹介しますので、一緒に作り方を覚えてみませんか?

ラスティネイルとは

ウイスキーベースの度数の高いカクテルです。バーではスタンダードなカクテルになります。

ラスティネイルの意味は「錆びた釘」。色合いが錆びているような色なので付けられたと言われています。

後述しますが、使う材料はウイスキーとドランブイの2つだけ。なので、割合や銘柄により味わいがガラリと変わります。作るだけなら簡単なのですが、美味しく作るのは難しいカクテルの1つです。

ドランブイが濃厚なハチミツと同じくらいの甘みを持っているため、かなり甘口のカクテルです。お酒と甘い物が大好きな方にピッタリです。

必要な材料

  1. ウイスキー
  2. ドランブイ

レモンを入れるレシピもありますが、基本的に必要な材料はこの2つです。作る際にバースプーンやステアグラスがあると便利ですが、必ずしも必要とは限りません。別の物でも代用できます。

ドランブイはチェーン店の居酒屋で販売されています。通販で購入することもできます。高級な15年ものも販売されていますが、2,000円ほどで購入できるスタンダードなもので構いません。

自宅でラスティネイルを美味しく作る5つのコツ

では、美味しく作るコツをお教えします。実際に有名バーのバーテンダーさんからも教えて頂きました。

ウイスキーとドランブイの自分好みな割合を見つける

ラスティネイルはウイスキーとドランブイの2つをステアするだけのカクテルです。味の決め手となるのは銘柄とそれぞれの割合です。

基本的には

ウイスキー3 : ドランブイ1

の配合になります。

甘めが好きな私の場合はそれぞれを1対1で配合します。このレシピだと非常に甘くなります。甘すぎるのが苦手な人はウイスキーの割合を増やしましょう。自分にピッタリの味を探すことも自宅でカクテルを作る楽しみの1つです。

ステアを覚える

カクテル=シェイクと思われるかもしれませんが、ステアも重要な技法の1つです。

こちらの動画が参考になります。

ざっくり説明すると、

  1. ステアグラスに氷を入れて冷やす
  2. 氷をバースプーンで混ぜる → 溶けた氷の水を捨てる
  3. 氷を足す
  4. 材料を入れる
  5. バースプーンで氷を回すように混ぜる
  6. 程よく冷えたところでグラスに注ぐ

となります。シェイクと違い氷の水分がカクテルに混ざりにくいため、度数が減りません。お酒の味わいをより深く楽しむことができます。

ステアグラスやバースプーンが無い場合は、長めのグラスとスプーンで代用できます。

体験談:ステアのカクテルでシェイク

とあるバーに入った時の話です。ラスティネイルを注文したところ、目の前でバーテンダーがシェイクを始めました。本来ならステアしなければなりません。当然、ジュースを水で割ったような水っぽいラスティネイルが出てきました。後から聞いた所、そのバーテンダーはアルバイトでした。

音を立てずにステアできるバーはしっかりしたカクテルが出てきます。ステアはシェイクより難易度の高い技法だからです。

氷にこだわる

冷蔵庫で作る氷は白っぽいですよね。不純物が含まれているためです。

白い氷は溶けやすいため、カクテルに使用すると直ぐに水っぽくなります。

また、氷が細かければ細かいほど外気の影響を受けるため溶けやすくなります。

コンビニなどで販売されている透明度の高い大きな氷を使用しましょう。ステアグラスにぎっしり入れると氷が溶けにくくなり、ラスティネイルの味が深くなります。同じように、グラスに使う氷も大きいものを1つだけにすると時間が経っても味が変化しにくくなります。

冷蔵庫で作った氷でも球体にできれば溶けにくくなります。最近は球体の氷を製造できるシリコンも販売されています。お勧めです。

グラス類は氷で冷やしておく

ステアグラス・ウイスキーを注ぐグラスは冷やしておきましょう。グラスが冷えていると氷が溶けにくくなるだけでなく、ラスティネイルの温度も上がりにくくなります。お酒は温度変化で味を変えます。日本酒も冷酒・常温・熱燗で風味が全く違いますよね。

グラスを冷やす際も良い氷を大量に使いましょう。それができないのであれば、写真のように冷蔵庫の氷を入れておくだけでも構いません。グラスそのものを冷蔵庫で冷やしておくのもお勧めです。

ウイスキーの銘柄にこだわる

ラスティネイルはウイスキーの銘柄で味が全く違います。バニラ風味のウイスキーを使えばより甘みを感じられます。ピートの効いたウイスキーならビターな味わいになります。

私が通っているサントリーのコンテストでも優勝した有名なバーでは以下の2銘柄を使っていました。

  1. Dewar's
  2. バランタイン12年

ラスティネイルはスコッチのブレンデットウイスキーと相性が良いと言われています。ドランブイもスコッチウイスキーをベースとしているためです。

まずはスコッチウイスキーと合わせていき、徐々に別の銘柄を試すようにしましょう。

ちなみに私はDewar'sを使うのが好きです。

まとめ

私の行きつけのバー「バロッサ」。日本でも5本の指に入るほどの名店です。こちらでは1杯3,000円のスペシャルなラスティネイルも注文することができます。誕生日に思い切って飲んでみたんですよ。何と言うか。これほど美味しい飲み物があったのか!と思うような1杯でした。

それ以後、ラスティネイルにすっかりはまっています。

「お酒の味はあんまり分からないけど、このカクテルだけは好きなんだ。自分でも作っているよ。」

と言えるのって格好良いですよね。そんな大人になるべく、試しに皆さんもカクテル作りに挑戦してみてはいかがでしょう。

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