まさかこだわりウイスキーを自宅の製氷機で作っただけの氷を入れて飲んでいませんか?
氷の形でウイスキーの味は変化します。
「何だかこのウイスキーは好みじゃないな。」と感じた時、それはウイスキーの味ではなく入れた氷の形が理由かもしれません。ウイスキーに入れるのは丸い氷がベストです。その理由と簡単に作れるグッズをご紹介しますので、どうぞご覧下さい。
丸い氷がウイスキーにベストな3つの理由
私の行きつけのバーでオンザロックのウイスキーorウイスキーカクテルを注文すると
- 丸い氷
- 宝石型の氷
のどちらかの氷が入って出てきます。その理由は以下の通りです。
1.溶けにくい
氷が溶けやすくなる原因が2つ。
1つ、空気などの不純物が混じること。自宅の製氷機で氷を作ると中が白っぽいですよね。これが不純物です。コンビニやスーパーで販売されている氷は中まで透き通っており不純物がありません。バーで使用される氷も同じです。
1つ、表面積が大きいこと。表面積が大きいと空気やウイスキーに触れる面積が大きくなり直ぐに解けます。自宅で作る氷は細かいですよね。細かい氷をたくさん入れた方が大きな氷1つ入れるより表面積の合計が大きくなり溶けやすくなります。
丸い氷は角が無いため、空気やウイスキーに触れる表面積が小さいです。
また、ウイスキーを飲む際に氷をカラカラ回す人も多いと思います。小さな氷をたくさん入れていると回すだけで早く溶けます。
水っぽさが無くなる
で、どうして溶けにくい氷がウイスキーを美味しくするかですが、、、。溶けにくいので水っぽさが無くなります。飲むスピードに合わせて程よく溶けていくため、ウイスキーを美味しく飲める時間が長くなります。
ウイスキーを飲み終わった後に氷が残っている。このレベルがベストです。
2.飲みやすい
小さな氷の場合、ウイスキーの量に対して氷をぎっしり詰めないとウイスキーを注いでもグラスの上まで来ません。氷と氷の間に隙間が多いためです。
ウイスキーがグラスの下の方しか無い場合、グラスを傾けないと飲めません。ウイスキーの前に氷が落ちてきますので、唇に氷がくっつきます。もちろん、ウイスキーの味も変わります。
大きな丸氷なら1つでグラスの中を氷で埋めることができます。シングルの量でもグラスの上の方までウイスキーが来ますので飲みやすいです。
3.見た目が美しい
お酒は飲む前から楽しむものです。丸氷は自宅で見る機会が少ないため「バーっぽさ」を楽しむことができます。
また、不純物の少ない透明な丸氷の場合はウイスキーを注ぐと氷が消えます。
飲むと少しずつ氷の姿が見えてくる。この面白さも大きな氷ならでは、です。
TIPS:氷じゃないグッズって無いの?
ブロックを冷やしてウイスキーの中に入れるグッズも販売されています。これなら冷えた状態のウイスキーを水っぽさ無く飲み続けることが可能です。が、見た目が美しく無いのと、適度に氷が溶けることの味の変化が楽しめません。使い分けが大切です。
丸い氷を作るお勧めグッズ「俺の丸氷」
丸氷を作るグッズはたくさん出ています。自宅の製氷機の真四角の型が丸になっているもの。半円状のものを重ねて作るものなど様々です。
私がお勧めしたいのはこちら。「俺の丸氷」です。
シリコン製なので取れやすい
型がシリコンで出来ています。氷は引っ付くので型から取れづらいですよね。特に丸型は角が無いので水で少し溶かしてから取ることになります。これだと、せっかくの大きな氷が溶けてしまいます。
シリコン製の場合、型をグニャっと曲げることができるので簡単に取れます。
大きな丸氷が出来上がる
型が大きいので拳サイズの大きな丸氷を作ることができます。
- 溶けにくい
- グラスに1つでOK!
なので、使いやすいです。
ちなみに大きさは1つ60mm。タンブラーでは入りません。
欠点:1つしか出来ない
しかも日本製なので安心です。言うこと無しの丸氷作成グッズなんですが、致命的な欠点が1つあります。
1つの型で1つしかできないこと。
日ごろからたくさん丸氷を作っておかないといけません。3つほど型を買っておくのもお勧めです。
俺の丸氷はこちらです。
まとめ
ウイスキーの美味しい飲み方は有名バーの真似をするのがお勧めです。お酒の専門家ですからね。バーでウイスキーのオンザロックを注文しても自宅製氷機の氷で出てくることはありません。基本的には大きな氷1つです。(クラッシュアイスは別ですが。)
自宅で作ると不純物は混ざってしまいます。それでも丸氷にするだけで美味しさは変わりますよ。
余談ですが、1度、ステアをするカクテルをシェークで出してきたバーがありました。あんなに水っぽいラスティネイルを飲んだのは初めてだったなぁ・・・。