芸能人の「LiLiCo」さんが
もともと社会にあなたの居場所なんか無くて、そこに何とか居場所を作らなくちゃいけない
と言っていました。彼女からすれば何気無い一言だったんでしょうけど、私の心に大きく響きました。
自分の居場所を作る能力って凄く大事で、これが欠けているとニートになります。会社で居場所が作れなければ早期退職してしまいますし、合コンで会話に参加できなければ途中で逃げ出したくなります。
なら、どうやって自分の居場所を作る能力を判断すれば良いのでしょう。誰もが経験している〇〇で簡単に判断できるだけでなく、居場所を作る力を育てることも可能です。
詳しくお話します。
BBQで分かるあなたの居場所を作る力
BBQで簡単にあなたの居場所力チェックができます。
例えば初参加のBBQで、
- 誰と会話すれば良いか分からない
- 手伝おうにも声が掛けられない
- 参加したことを後悔してしまった
なんて経験ありませんか?居場所を作る能力が無かった結果です。
BBQは役割が決まっているんだけど曖昧な部分があります。仕事のようにやらなければいけない訳じゃないので、手伝うかどうかは個人の判断に委ねられます。でも、手伝わない人は何となく居場所が無くなります。
BBQで居場所を作るのが上手な人の行動
居場所作りが上手な人は手ぶらで参加をしません。スパークリングワインや大きな肉、何かしらの遊び道具を持参します。それを会話の糸口にして、上手に輪の中に入っていきます。
肉を持っていけば調理係と接点ができます。遊び道具があれば、コミュニケーションで存在感をアピールできます。
これが仕事の場なら、メモ帳や勉強道具を持参したり、営業先で必要になりそうな事前準備につながります。想像力があり、気が利く人は上手に居場所を作ります。
居場所を作るのが下手な人の行動
一方、居場所を作るのが苦手な人は特に何も考えずにBBQに参加します。手伝ったり自分から声を掛けることをしないので、ただ椅子に座っているだけの状態になります。肉が焼けてこれば食べますが、間が持たないので食べ続けることになります。
BBQは別に手伝ったりしなくても良い場なのですが、手伝う人と手伝わない人とでは印象が違います。その点を想像できないため、何となく空気が重く楽しくない状態が続きます。
私自身、18歳で初参加したBBQは居場所がありませんでした。何となくボーっと立っていて肉を食べて終わり。全く楽しくなかったことを覚えています。27歳で参加した行きつけの美容院主催のBBQではスパークリングワインを持参しました。
甘口の美味しいワインだったので「どこで買ったの?」「この銘柄アリだね。」と会話のきっかけになりましたし、場に貢献している気持ちがあり気が楽でした。
知らない人との交流が居場所を作る力を育てる
学生時代は同世代の人間と付き合うだけで問題ありませんでした。世代が一緒なので会話も合います。同じ学校なら共通の話題も豊富です。
社会に出ると違います。様々な年代の人、様々な背景の人と付き合わなくてはいけません。会社なら20~60代の男女と交流が必要です。既婚者か否か、子どもが居るのかどうかでも話題は変わります。
私の会社に18歳の男の子が入ってきました。彼は誰が見ても居場所作りが下手な人間です。
- 挨拶ができない、ありがとうが言えない
- 自分の興味を持つことだけ会話に入ってくる
- 自分から話をしない
という特徴があるためです。
挨拶ができないのは致命的です。BBQで楽しそうにはしゃいでいるグループにあなたが参加するとして、最初は挨拶をしますよね。挨拶をせずに椅子に座って肉を食べ始めると「何だコイツは。」と白い目で見られるに決まっています。これと同じです。
居場所を作るには、相手が喜ぶことをする。
この当たり前のことができないといつまで経ってもあなたは居場所ができません。50代の集まる飲み会に参加します。あなたはどうしますか?自分の好きなカクテルを持っていくよりも、舌の肥えた人たちが喜びそうなちょっと高いお酒や脂っこくないつまみを持参した方が喜ばれますよね。こういうことです。
若い頃からサッカーなどのクラブ活動に参加している人は自然に居場所を作る能力に長けています。体育会系の人が場に馴染みやすいのはこのためです。学校外の様々な人と交流があり、上下関係を考えて過ごしてきたため気の使い方が上手だからです。
BBQか焼肉屋飲み会に参加すると能力が鍛えられる
では、居場所を作る能力をどうやって鍛えれば良いのか。最初にお話した通りBBQに参加するのが一番お勧めです。知らない人の多いBBQがもっとも鍛えられますが、知人だけのBBQでも構いません。
- 何が必要なのかを調べる
- 「俺は〇〇を準備する」と皆に連絡する
- ちゃんと必要なだけ準備をし、準備したものを使う方法も考えておく
これであなたの居場所ができました。炭と着火剤を準備すれば、あなたは火をおこす係です。誰かに手伝いをお願いするも良し、自分で努力するも良し。何かを手伝うと自分が何もしていない劣等感に悩む必要もありません。
BBQが難しい方は焼肉屋の飲み会・合コンもお勧め。肉を焼く係・注文する係・会話をする係に分かれるためです。
それでもその場から浮いちゃうのなら幹事になった方がよっぽど楽です。
その場で求められる人間になろう
会社で居場所が無いと悩んでいるのなら、
組織に求められる人間
を目指しましょう。仕事ができなくてもコミュニケーション力が強く、上手に上司の機嫌を取ることができるのも立派な才能です。上司にお願いごとをするのが苦手な人から「〇〇を発注するようにお願いしてもらえないか?」と頼まれるでしょう。
その場で必要とされるにはどうすれば良いか、を考えて準備すれば必ず居場所は作れます。
まとめ
主観的な内容になりましたが、居場所作りって基本の準備が大事なんですよ。その基本が挨拶だったり、手土産だったりするだけです。
会社で居場所が無くてヤバイ!辛い!と思っている方は、大きな声で挨拶をすること、ありがとうを細かく言うことから始めると良いです。印象が良くなると仲間意識が強くなり居場所ができます。
そういえば途中で話題に出した我が社の18歳の新人君。何と2週間も体調不良で休んでしまいました。居場所を放棄するようなもんだ・・・うーむ。どうしたもんか。